別府地獄巡り その3(海地獄、鬼石坊主地獄)

海地獄

続いて海地獄です。泉質は含食塩酸性泉、温度は98度。国指定名勝です。

蓮の池

入ってしばらくは睡蓮の池を観ながら進みます。

地獄に近いあたりでは、温泉水を利用してオオオニバスも栽培されています。僕が見たときにはあまり大きな物はなかったのですが、大きな葉の上に子供を乗せるイベントもあるとか。体重20kgまでなら乗れるのだそうです。

オオオニバスって漢字では大鬼蓮と書くんですね。地獄だけに鬼つながりで…というわけでもないと思いますが。

地獄

そして、海地獄。青白色の美しい池…に見えますが98度の熱湯です。この色が海のように見えることから海地獄の名前がつきました。色は硫酸鉄によるものです。
全景が見えないほどの、ものすごい湯気の量!

勢いよく熱水が噴き出しています。迫力。

竹竿をの先から釣り下げられた駕籠が湯に浸かっているのが見えますが、これは温泉玉子を作っているところのようです。別府の地獄の中では、海地獄だけが玉子を直接湯につけて茹でているのだそうです(他の地獄の温泉玉子は噴気で蒸しています)。温泉玉子は売店で購入できます。

白龍稲荷神社

地獄の奥にある坂を登っていくと、白龍稲荷神社があります。青い水、緑の葉、赤い鳥居と色彩豊かな景色です。白龍稲荷神社には家内安全・商売繁盛・交通安全の御利益があるそうです。

赤池地獄

少し上ったところには、真っ赤な湯の赤池地獄もあります。

足湯

足湯もあります(汚い足でスマン…)

鬼石坊主地獄

鉄輪地区の最後は鬼石坊主地獄です。ナトリウム泉で温度は99度。
今回巡った地獄のうち、ここだけは入浴できる温泉も併設しています(別料金)。

灰白色の熱泥がぽこりぽこりとわき上がる様子が坊主の頭に似ていることから鬼石坊主地獄の名がついたとか。

ずっと同じ箇所にわき上がっているので同心円状の模様ができています。

鬼の高鼾。鶴見おろし(冬期に別府の西にある鶴見岳から吹き下ろす強風)の寒さに震え上がった鬼たちが石の布団にくるまって高鼾、という場面だそうです。

データ

別府地獄組合共通

Webサイト別府地獄組合
アクセス・海地獄・白池地獄・鬼石坊主地獄・鬼山地獄・かまど地獄
JR別府駅またはJR亀川駅よりバス利用、『鉄輪』または『海地獄前』下車
 
・血の池地獄・竜巻地獄
JR亀川駅よりバス利用、『血の池地獄前』下車
 
鉄輪~血の池地獄間のバスもあります(別府駅は通りません)
入場券共通券(7つの地獄に1回ずつ入れる、2日間有効)
大人2000円、小中学生1000円
営業時間08:00~17:00
休業日年中無休

海地獄

Webサイト別府地獄組合サイト内の海地獄紹介ページ
海地獄公式サイト
Google Map海地獄

鬼石坊主地獄

Webサイト別府地獄組合サイト内の鬼石坊主地獄紹介ページ
鬼石の湯公式サイト
Google Map鬼石坊主地獄
入場料鬼石の湯入浴は大人620円、小学生300円

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