地獄谷
次は地獄谷へ下りていきます。
『有毒ガス注意!』
の札が立てられ、日本語・英語・中国語で注意を促す音声が繰り返し流れています。
呼吸器官に疾患のある人・子供や体調不良な人は立入禁止、じっと立ち止まっていると危険、
警報が発せられたらすぐに退避…。
少々ビビリながらも(苦笑)出発。
みくりが池展望台から地獄谷へと続く長い階段。
階段を一気に80m下って地獄谷に到着。
階段を下りきると、周囲の様子が一変。
このあたりの地面には植物がほとんどなく、白っぽい砂と石に覆われています。
そこここからシュウシュウと音を立てて立ち上る水蒸気、かなり強い硫黄臭がします。
噴出口の周囲は硫黄が積もっているのか明るい黄色に染まっています。
すごい水蒸気で通路の先の方が見えません。長崎の雲仙地獄も北海道の硫黄山も、通路を隠すほど濃くはなかったですね。水蒸気がかかる場所に通路がなかっただけかな。
…大丈夫なのか、ここを通って。
まぁ無事に通り抜けて(笑)、通路上はクリアになりました。
前方、噴出する水蒸気に囲まれた部分(写真中央)をよく見ると、人が何か作業をしています。
マスクをしているようには見えますが、あんなところで大変そうだなぁ…。
500mほど歩くと地獄を抜けました。
前方に見える建物がロッジ立山連峰。地獄谷から引いた温泉に入れるそうです。
このあたりが今回のコースで一番低い場所で、標高2280mくらい。
出発点の室堂ターミナルからは150m以上下りてきました。