【知床五湖】は周囲を原生林に囲まれた湖。その名の通り大小5湖の湖が並んでいます。
バス停・駐車場・レストハウスが整備されており、そこから遊歩道が続いています。
このあたりは自然保護区。
湖の眺めを楽しむだけでなく、
遊歩道を歩いているうちに野生動物に出会うことも…
知床に来たならぜひ一周して見たい場所です。
ですが。
その野生動物がちょっと問題で…
キツネなどの小型動物ならいいのですが、
このあたりは野生のヒグマの生息地でもあります。
遊歩道のどこかでヒグマが目撃されるとただちに避難措置がとられ、
安全が確認されるまで全コースが立入禁止になるとのこと。
ヒグマは実は臆病な性質なので、大勢でワイワイガヤガヤと行けば逃げてくれるらしいのですが…
どうしよう、僕は一人だよ！
つーわけで…
まず、熊よけ鈴購入。
それと…一人でも喋りながら行くか…。
まぁ、遊歩道内がそこそこ混雑していればまぁ大丈夫。
あまりに閑散としているようなら引き返すことにするか…
…突入。
実はけっこうビビリながらの突入でした。
今回の北海道旅行全行程で一番、生命の危険のあるスポットだったので。
～～
遊歩道は一湖～五湖を時計回りに進んでいくように設定されています（2010年現在の話、2011年より変更になります）。
基本的に逆行はできません。
二湖にたどり着いたところで分岐してすぐ戻ってくるコースもありますが、今回は可能なら一湖～五湖全部を回るつもりでした。
最初のうちはこんな感じ。
林と言うよりは背の高い藪の中を進んでいきます。
花の季節とはちょっとずれてしまっていたのですが、
このあたりでは何種類かの花を見ることができます。
5分ほどあるいて、一湖に到着。
よかった、このあたりにはそれなりの観光客がいます。
これくらいの人数が林に入っているのなら、一周も可能かな…。
一湖は知床原生林の端に位置しています。
遊歩道は林の中を進んでいきますが、湖の反対側には野原が開けています。
その向こうには最近作られた高架式の遊歩道があります。
熊が目撃された場合でも高架式遊歩道だけは見学可能です。
一湖から二湖へ向かう途中で鹿発見。
実は熊より鹿の方が神経が太いようで、人間をまったく怖がりません。
僕を含めた観光客がさかんにカメラのシャッターを切る中、のんびりと木の葉を食べています。
※フラッシュは野生動物を刺激するので使わない方がよいそうです。
※特に熊相手にフラッシュを使用すると攻撃してくることもあるとか。
二湖に到着。
二湖は五湖の中で一番大きな湖です。
しばらく道は二湖に沿って進みます。
このあたりから見る二湖は、正面にある知床連山を湖面に映す絶好の記念撮影ポイント…
…のはずなのですが、あいにく雲が出てきてしまい山の上半分を隠してしまいました。
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近くには団体客がいます。
これなら大丈夫、このまま一周するぜー！
