この夏は博物館巡りをすることにしました。
今日はその第1弾!
第1目的地は、小平市の
ふれあい下水道館
です。
西武国分寺線【鷹の台】駅から徒歩10分弱。
建物は小振り。2階建て?の建物でした。
まず入口の扉に、
『扉を開けたままにしないで下さい。
気圧が下がり、下水の臭いが充満します』
…と、なんだか期待できる(?)注意書きが。
受け付けでパンフレットを渡され、見学開始…
と、
『展示は地下です』
え?2階じゃないの?
なんとこの施設、地下5階まであるそうです。
展示室はすべて地下。2階は図書館などのスペースだそうで…。
階段も展示の一部で、その深さの土の様子が地上1階から地下5階までずっと繋がっています。
最初の展示室の入口に、半端にリアルな人形。
ちゃんとズボンを脱いで洋式便器に座って小平市の広報を呼んでいます…。
…と、いうのはネタとして。
モデルとビデオの合成で江戸時代からの下水道の発達を解説するブースはなかなか出来が良く、パネルもキレイにまとまっていてわかりやすいものでした。
下水だけではなく小平周辺の水事情、下水処理場の構造、中に汚物が堆積した本物の下水管(殺菌はしてありますが触らないでください、と表示。言われなくても触りませんw)などの展示も。
…けっこう勉強になったかも。
そして地下5階の展示室からさらに階段を下りて下水道に突入。
密閉ドア(見学可能時間帯は開け放たれています)をくぐり、数メートルの短い通路を通ってもう1つ密閉ドアをくぐると、いきなり下水道管の中。
(梯子を下りるなど、もっといろいろあるのかと思っていたのですが)
これは実物大模型ではなく、現在使用されている本物の下水道『小川幹線』です。
車2台が並んで通れるほどの太さがある円形のトンネル。
今日は底の方にしか流れていなかったのですが、大雨の後などはこのトンネルがいっぱいになることもあるのでしょうか。
水は濁っていますが臭気はほとんどありません。生々しい排泄物などが流れているのが見えるのかと思ったのですが、そんなこともありませんでした。
水量が少ないにもかかわらず管内には滝の近くにいるような轟音が響いています。
…あとでパネルの説明を良く読んだら、本当に見学地点より65m上流に16mの落差の滝があるそうです。暗い上に霞み?があってまったく見えないのですが。
というわけで、あるいみ『期待はずれ』でもあったわけですが…
本物の下水道の中に入る、などという機会は他にないと思います。
話のタネに一度いかがでしょう?
子供の夏休みの自由研究にもいいかも。
~~
【ふれあい下水道館】
http://www.city.kodaira.tokyo.jp/static/gesui_fureai/gesui_index.html
東京都小平市上水本町1-25-31
西武国分寺線鷹の台駅より徒歩7分
開館時間:10~16時
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
見学無料
見学所要時間:1時間程度(ワークショップなどは含まず)
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