【ふれあい下水道館】は小平市、しかも中心部から外れた位置にある上、『それだけのために』出かけるには正直ボリュームが足りない感じです。
で、周辺になにか面白そうなものはないかな、と探してみると…
ありました。
多摩六都科学館。
【ふれあい下水道館】のある鷹の台から西武線で15分ほど、
西武拝島線【花小金井】駅徒歩圏、一部で有名な【スカイタワー西東京】(通称・西東京タワー/田無タワー)のすぐそばにあります。
徒歩圏といっても僕の足で15分くらいかかりましたので、歩くのが苦手な人はコミュニティバスを利用した方がいいでしょう(ただし土日祝のみの運行)。
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多摩六都科学館は、巨大な球形のドームを中心とした展示棟と、ちょっとした広さのある自然林、無料で見学できる屋外展示(というか科学絡みなオブジェがいくつか置いてある公園みたいなものですが)からなります。
暑いので自然林や屋外展示はパスして、すぐ館内へ。
この夏の博物館巡りにむけて、東京ミュージアムぐるっとパス2008を購入。
多摩六都科学館ではぐるっとパスで展示のほかに映画またはプラネタリウムが見られるというので、先に開始される映画の方を予約。
では見学開始…
最初の展示は『宇宙』。
実物大?スペースシャトルの機首部分がどーんと置いてあります。
中に入ると、、、梯子やパイプをくぐり抜けて見学していくようです。
…子供専用というわけではないはずなのですが、大人が荷物を持ったままで入るとさすがに狭いですね…とにかく一番上まで上ると実物大のスペースシャトルの操縦室と、乗組員の居室の様子が見られます。
乗組員居室の様子。天井付近にうかんでいる乗組員…なんだか格好悪いんですが…。
地球・月・木星・太陽表面における、『1kg』の重さを体験できる模型だとか、月面基地構想の模型だとか、火星地表の模型だとか、太陽計画惑星をCGで見られるブースだとか、宇宙ネタの解説ビデオを見られるブーストか…。
月面での『ジャンプ』を体験できる装置があったのですが、体重制限でアウトでしたorz
制限を何十kgも超過しているわけではないので、ダイエットしてからリベンジしに行くぞ-。
次の展示は『人体』。
なぜか中央のカウンターでは、何人かの見学者が知恵の輪を解いています。
内臓の働きの説明があったり、錯視の部屋があったり。…錯視の部屋は日光江戸村にあったのが今まで見た中で最強でしたが。
反射神経を調べるゲームがあったのでやってみました。モグラ叩きの要領で、ライトが点灯した5つのスイッチを30回押していくのにかかった時間を測定するもの。
僕の記録は15.2秒。18才男性の平均より速いようです。もっと鈍いかと思っていたのに。…これは来館者の平均値らしいので、みんな真面目にやっていないのかな。
次の展示は『生活』。
電気やガスなどについての展示でした。
手動で磁石の極性を切り替えてはしらせるリニアモーターカーの模型があり、その発想はなかったな、と感心。
天然ガスの解説ビデオが見られるブースがあったのですが、無駄に椅子が動く体感仕様。開放型なのでほかに見学者がいたらちょっと恥ずかしかったかも。それと、肝心のビデオ画像が荒いのが残念。
2Fへ上って『地域』。
けっこう力の入った、『夏と冬の林』の実物大ジオラマがありました。鳥や虫、植物の種類の解説も。…僕は子供の頃にこんな林の中で、虫を捕まえたりドングリなどの木の実を拾ったりして遊んだモノですが、最近の子供はこういった自然のモノを博物館の標本でしか見られないのでしょうか??
続いて『地球』。
地震が起こる原理、オーロラが発生する原理、岩石・鉱物の標本などがありました。
砂を敷き詰めたケースの中に、外部から操作できる扇風機を入れ、砂漠の風紋が出来る様子を観測する装置がありました。きれいな風紋は作れなかったのですが装置のアイディアは面白いですね。
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ここで壁の案内板に『地下展示室~~』と書いてあるのを見て、まだ行っていない部屋があるのかと思ってしまったのですが、最初にいたのが地下でした。
…さっき2階分も階段をのぼったっけ?
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映画開始まで40分くらいあったので、カフェテリアで食事。
…しかしこれが散々で。
まだ13:30だというのにご飯モノは売り切れだと言うし。
焼きそばを頼んだら、学園祭で出されるレベルの量の少なさ。具はさらに少なく。
まぁ値段も安いのですが…。
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で、最後に映画。
以前つくばで見たのと同じ、傾斜した半休形の大きなドームを使った映画上映です。
プログラムは【シーモンスター】。
白亜紀の海。当時は浅い海の底だった中央アメリカを舞台に、海竜【ドリコリンコプス】・通称ドリーの兄妹の成長を描く、という内容でした。
CGのできは良く、次々に現れる巨大海竜やサメの祖先の姿も迫力があり、なかなか面白かったのですが、、、、
45分の上映の途中、30分ほどの所で、突然上映がストップ。
電気系統のトラブルで映写機が停止してしまった、とのこと。
残念ながら、クライマックス部分は見られないまま、上映中止…。
その日のプラネタリウム上映も中止になったようです。
代わりに、10月まで有効の入館+映画視聴チケットを貰いましたので、そのうちまた来たいと思います。
シーモンスターの紹介動画は↓で見られます。
http://www.tamarokuto.or.jp/zen/seamonster080513.wmv
冒頭がホラー映画みたいですが、本編は別に恐くはありません。
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【多摩六都科学館】
http://www.tamarokuto.or.jp/
東京都西東京市芝久保町5-10-64
開館時間:9:30~17:00(入場は16:00まで)
休館日:月曜日、年末年始(施設点検のための臨時休あり)
入館料500円、プラネタリウムまたは映画とのセット券1000円、
入館、プラネタリウム、映画すべてセット1400円
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