北野異人館街、最後は香りの家オランダ館です。もとはオランダ総領事邸で、大正時代中期に建てられた木造2階建ての洋館です。ウィーン・オーストリアの家やデンマーク館から少し坂を下ったところにあります。
オランダといえば木靴。庭には記念撮影用?の巨大木靴が展示されています。
1階
見学順路の最初はキッチン。
床は板張り、当たり前のことかも知れませんが全体的に質素で機能的な印象です。
周囲をしっかりレンガで固められていますが、コンロそのものはなんだか可愛らしいデザインです。排気用のフードも完備。
シンク周辺はカラータイルで市松模様を描いた、モダンでおしゃれなデザイン。
ダイニングルーム。
アール・ヌーヴォーのサイドボードはイギリス製、丸テーブルはオランダ製、2つのフロアスタンドはイギリス製とオランダ製、シャンデリアはオランダ製。世界の高級家具の競演です。
リビングルーム。
カウチはイギリス製、アール・ヌーヴォーのシャンデリアはフランス製だそうです。
ピアノはウェーバー社製の自動演奏モデルだそうです。たぶんロール紙が曲データなのでしょう。残念ながら演奏デモは見られないようです。古いから動かすのは難しいのかな…。
2階
バスルーム。
洗面台はイギリスの陶器メーカー、ロイヤルドルトン製。エドワード7世の時代に英王室御用達とされ、ロイヤルを冠することを許されたとか。
テーブルはウォッシングテーブルといい、洗面器を乗せて使用するものだそうです。
バスルームにも壁に絵が飾られているんですね。
VR写真が4枚になってしまったので続きは別記事にします。
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