大書院
二の丸・本丸を見学しているうちに大書院が開館しました。
受付で忘れずに100名城スタンプゲット。これで95城。
大書院の中はこのようになっています。復元された部屋そのものを見るエリアの他、展示室・シアター室があります。
大書院玄関からすぐの場所には展示室があります。ここで篠山錠の歴史や構造について知ることができます。奥のシアターで映像を観ることもできます。
展示室のは篠山城の模型があります。石垣の上にぐるっと塀が建てられ、面積はさほどでもないものの守りの堅そうな印象を受けます。
この模型では、他の図面と曲輪の呼び方が異なっており、
本丸→殿守丸、二の丸→本丸、三の丸→二の丸
となっています。
源氏の間には大書院の骨組みの模型が展示されています。
葡萄の間には屏風が展示されています。
廊下の隅には晩鐘が置かれています。4代藩主の松平康信が造らせ、城内の道場に掛けていたものだそうです。その後京都の寺社で保管されていたものが昭和になってから復元された大書院で展示されるようになったそうです。
廊下はこんな感じ。
上段の間と次の間。一続きの空間ですが上段の間の方が床が一段高くなっています。
部屋を囲む障壁画は、大書院の復元時に往時の雰囲気を再現するため狩野派の絵画を転用したもので、上段の間の大床が老松図、違棚壁面が松竹梅雉子図、次の間には牡丹図と籬に菊図が飾られています。
孔雀の間。名の通り孔雀の描かれた掛け軸と、紺糸毛引威二枚胴具足が飾られています。
虎の間。この部屋は中に入れます。
甲冑がずらりと並んでいますが、これらは市内の方が趣味で造った厚紙製のものだそうです。
初期方向中ほど、黒い甲冑の奥にある襖は、闇りの間へ続いているようですが、残念ながら入ることはできないようになっていました。
これで大書院の中を一周しました。全体的に暗くてうちのポンコツカメラではぼけぼけな写真しか撮れなかったのが残念…。
三の丸
次は城の内郭を出て、三の丸(外堀と内堀の間)を歩いて南馬出方面へ向かいます。その途中、内堀ごしに大書院屋根を。
埋門側から二の丸を見上げています。
木の陰になって見づらいですが、左手から埋門に向かって昇る坂があります。
南馬出。外堀の外側にある長方形の領域で、周囲が土塁で囲まれています。
木のために見えませんが、このさらに外側に堀があります。
まとめとデータ
サイト | 篠山電脳歴史博物館 (篠山市サイト内、本文中で紹介したものの他にも復元CGが多数見られます) |
Google Map | 篠山城跡 |
アクセス | JR篠山口駅より神姫バス『篠山営業所』方面、『二階町』下車。乗車時間は15分程度 |
駐車場 | 旧三の丸に有料駐車場があるようです |
開館時間 | 大書院は9:00~17:00。 時間外でも建物外は見学できるようです。僕は8:30頃に入城できました。 ただ夜間や早朝でも入れるのかは未確認です。 |
休館日 | 大書院は月曜、年末年始休館 |
入場料 | 400円 |
100名城スタンプ | 大書院(開館時間中しか押せません) |
見学所要時間 | 大書院内30分~、二の丸・本丸30分~ |
城内トイレ | 二の丸(大書院玄関前)、三の丸 |
飲料自販機など | なし |
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