本丸
本丸です。標高389.7m・比高200mの郡山山頂に位置する約35m×35mの正方形をした曲輪で、二の丸より2m高くなっています。
北端には23m×10mの一段高くなった櫓台があります。
櫓台の上から。本丸、二の丸と曲輪が連なっているのが見えます。
下山開始
ここからは別ルートをとって下山です。
三の丸の石垣跡。
島原の乱をきっかけに、廃城が叛乱に利用されることを恐れた幕府によって城内の石垣はほとんど破壊されましたが、この斜面にはかすかに石が積まれた状態で残っているように見えます。
少し枝道にそれて、三の丸の西南、御蔵屋敷の南にある満願寺跡です。満願寺が創建されたのは毛利氏入城よりもずっと前で、天平12年(740年)にこの地を訪れた行基が自ら大きな千手観音木造を彫刻して安置したのが始まりだと言われています。
毛利氏が拠点を移すと、ともに広島・萩に移り、現在は防府市にあるそうです。
本城
時間と体力にはまだ余裕があるのですが、急に雲が厚くなり始めたので少々先を急ぎます。旧本城方面へ寄り道…と思ったのですが、堀切が思ったより深く…これ降りるのは可能でも登ってこられないよね?堀切とはそういうものだし…。
もう少し進んだ場所からも旧本城へ向かう道に枝分かれしているので、そちらから回ったところ…イヤ枝分かれする場所は立て札があったんだから間違いないんだけど…道はどこへ行った…?
と思っていると、向こうから人が!
※山城探索で他の見学者に会うこと自体けっこう珍しいのですが
その人は旧本城から戻る途中ということで、方角は合っていました。このまま最大傾斜の方向にいったん降りて登れば旧本城…
旧本城にたどり着きました。
郡山全体が城郭となるまではここが本城でした。
旧本城を見たらあとは下山するだけ…なのですが、ここでとうとう雨が…。道がぬかるんだりする前にさっさと降りてしまいましょう…。
下山経路途中にある展望台です。まだ中腹ですが、ここから下は道が舗装されているので雨が降っていても事故が起こる心配はかなり小さくなります。一安心。
資料館前まで戻る途中には毛利隆元墓所があります。
そして博物館前まで戻る頃には雨も上がり、登山杖を返して見学終了。
試しにGPSログを案内板の地図に重ねてみたのですが、案外道が正確に描かれていることが判りました…。
データ
Webサイト | 安芸高田市公式サイトによる郡山城の紹介 安芸高田市歴史民俗博物館 |
Google Map | 吉田郡山城 |
アクセス | 広島バスセンター、JR横川駅前より広電バス『吉田出張所』方面に乗車(乗車90分) 『安芸高田市役所前』下車徒歩5分 |
100名城スタンプ | 安芸高田市吉田歴史民俗資料館(開館時間中のみ) |
開館時間 | 資料館:09:00~17:00 |
休館日 | 資料館:月曜(祝日の場合は翌日)、祝休日の翌日、年末年始 |
入館料 | 大人300円、小中学生150円 |
備考 | 山中にはトイレ、飲料自販機なし |
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