市民広場を過ぎて上っていくと、平戸城はすぐ。
下から見たときはずいぶん高いところにあるように見えたのですが、実際に上ってみると大したことはありませんでした。
【北虎口】
市役所側から登城した場合、城内への入口はこの平戸城北虎口門になります。
北虎口門からはいってすぐの【狸櫓】。
本来は多門蔵なのですが、なぜ狸櫓と呼ばれるか、第35代藩主・松浦観中公煕の記すところによると…
…オリジナルの文章も残っているのですがあまりに長いので要約すると…
ある時、櫓の修理をしようと床板をはぎ取ったところ、櫓の床下に住み着いた狸が小姓の姿で藩主のもとに現れ、
『我等一族を櫓に住まわせていただきたい、
そうしたら城を永代守護する』
と約束したという伝説に因んだ物だそうです。
櫓の中にはなぜか江戸時代の農機具が展示されていました。
以上の2つ、北虎口門と狸櫓がオリジナルのままの建築。
ほかは復元建築です。
【天守閣】
鉄筋コンクリートの外観復元建築です。
例によって中は資料館になっています。
さすが平戸、オランダ船絡みの展示が多くありました。
もう一つ。
明治天皇の祖母に当たる中山愛子は平戸松浦家の出身ということで、明治天皇の産着の展示もありました。
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ここでも100名城スタンプゲット。
受付の人によると、
『うちに来る人は、先にもっと有名なところを一通り回ってて…
…もう30個くらい貯めてる人が多いんですけどねぇ』
今回で九州北部全部回る予定なんで(笑)
天守閣からの眺め。
平戸城のある山は海に出っ張った形になっているため、視界の半分が海です。
【見奏櫓(けんそうやぐら)】
本丸の海側にある櫓です。
中は平戸中野焼の展示室になっています。
一般的な壺などの他、おしどりを象った絵皿、鶴の像などいろいろありました。
見奏櫓の近くには、なぜか市民相撲場があります。
相撲場の奧に見えるのは【懐柔櫓】
【懐柔櫓(かいじゅうやぐら)】を近くから見るとこんな感じ。
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北虎口門から出てバス停に戻ります。
木に隠れるように見えているのが、【地蔵坂櫓】(…たぶん^^;)
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市役所前から再びバスに乗車。
朝早く来た甲斐があって、けっこうのんびり見学したにもかかわらず昼前には佐世保に戻れる予定。
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【平戸城】
長崎県平戸市岩の上町1458
西肥バス【平戸市役所前】より徒歩10分
開館時間:8:30-17:30
休館日:無休
入城料金:大人500円
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