2階
階段上には、ルイ・ヴィトンの旅行鞄が展示されています。ルイ・ヴィトンが上積みしやすい平らなトランクを考案したのが1854年。それ以降、軽い防水素材の採用や偽造防止のためのモノグラム・キャンバスの考案など次々に新しい要素を取り入れ発達してきました。展示されているのは19世紀末頃の製品だそうです。
階段を上って2F最初の部屋は寝室のようです。家具は比較的シンプルですが、寝室にしては壁紙が派手すぎますね。彩度の高い赤に囲まれて、安眠できるのでしょうか…。
2つ目の部屋は、何をするための部屋だかよく判りません。テーブルの上にはライスなしのカレーのような料理の皿が乗っていますが、ぼっち用の食卓なんでしょうか…。
そして床がチェック模様・机や棚は装飾のない直線的なデザインで、この部屋だけ趣がまったく違います。
2階の3つ目の部屋には重厚なデスクの上にはタイプライターのような機械があり、仕事部屋のように見えます。しかし周囲には大きな壺などの装飾品が並べられており、やはり部屋の役割がイマイチ判りません。
2つ目の部屋と3つ目の部屋の境界が建物の中央で、もとは扉で左棟と右胸を区切っていたのでしょう。
ここだけでなく、部屋と部屋の間にはそれぞれ扉があったのだと思います(実際、蝶番金具を外したような跡が残っている場所もありました)。現在はそれらをすべて取り外し、端から端まで一続きの廊下のようにしてあるのでしょう。
4つ目の部屋は、ガラス工芸の展示室になっています。
展示されているのはエミール・ガレやドーム兄弟の作品だそうです。
最後の部屋は子供部屋のようです。子供用ベッドにベビーカーおもちゃの馬など、子供用品で満たされています。
あとは左棟の階段を下り、最初の玄関に戻って洋館長屋の見学は終了です。
データ
Webサイト | うろこグループ公式サイト内、洋館長屋の紹介 神戸北野異人館街公式サイト内、洋館長屋の紹介 |
地図 | 洋館長屋 |
アクセス | 新幹線 新神戸駅より徒歩10分 JR三宮駅より徒歩15分 |
開館時間 | 09:30~18:00(4~9月) 09:30~17:00(10~3月) |
休館日 | 年中無休 |
入館料 | 洋館長屋のみ550円 プレミアムパス(うろこグループ7館)3,000円 |
備考 | ・駐車場なし。駅前のコインパーキング等にとめるしかない |
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