北野異人館街/英国館 その3

裏口付近

裏口から外に出ると、頭上には渡り廊下があります。初期方向左手がいままで観てきた英国館本館、右手は使用人が住んでいた離れで、渡り廊下は2つの建物の2階同士を結んでいます。…でも2Fを見学していたとき渡り廊下なんか見なかったよな、と思ったのですが、どうやら『赤毛連盟』の小部屋が本当は渡り廊下入口だったようです。

一番奥には西洋式の井戸がありました。

建物前の庭です。この位置からだと建物全体がよく見えます。1階の全面ガラス張りになっている部屋は食堂のテラス部分です。

周囲を見渡すと、花や様々なオブジェで飾られています。館内2階と同じくシャーロック・ホームズ関係のものや、一角にはアリスハンプティ・ダンプティの姿も見えます。

英国風庭園につきものの四阿は、ベイカー・ストリート駅の待合室をイメージしているようです。赤い円はロンドン地下鉄のシンボルマークで、ベイカー・ストリート駅も実在しています。両隣の駅がMarylbone/メリルボーンと(写真では見難いですが)Regent’s park/リージェンツパークとありますが、これも実在の地下鉄(Bakerloo line/ベーカールー線)と同じです。

中にはシャーロック・ホームズその人の姿があります。
壁にもパイプを加えたおなじみのシルエットが描かれています。

写真の樹は、英国館が建てられた頃に植えられた銀杏の樹です。つまり樹齢100年以上です。2本の樹がぴったりと寄り添うように立ち、よくみると左の樹の枝が右の樹を抱きしめているように見えることから、『告白の樹(英名”Proposal“)』と呼ばれています。

樹の前には2つの椅子が並べてあり、向かい側には写真を置くスタンドもあって、樹を背景に2人で記念写真を撮れるようになっています。

この庭を抜けると最初の玄関前に出ます。
これで英国館は見学終了。ホームズ関係の仕掛けを探すのが面白く、最初の1館で時間を使ってしまいました。まだ異人館はたくさんあるのに!

データ

Webサイトうろこグループ公式サイト内、英国館の紹介
神戸北野異人館街公式サイト内、英国館の紹介
地図英国館
アクセス新幹線 新神戸駅より徒歩10分
JR三宮駅より徒歩15分
開館時間09:30~18:00(4~9月)
09:30~17:00(10~3月)
休館日年中無休
入館料英国館のみ750円
プレミアムパス(うろこグループ7館)3,000円
備考・駐車場なし。駅前のコインパーキング等にとめるしかない
・探偵衣装(上着と帽子)無料貸出(英国館敷地内のみ)

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