真山地区から再びなまはげシャトルに乗って入道崎へ。40分/1,600円です。
本当は遊覧船にも乗ってみたかったのですが、強風のため欠航でした。残念…。
入道崎灯台
灯台
まずは入道崎灯台を見学します。この地に灯台が設置されたのは明治31年(1898年)、現在の灯台は昭和26年(1951年)に改築されたものです。高さは地上から28m・海面から57m(海面からの表記があるのが灯台ならではですね)、光の強さは530,000カンデラだそうです。
また、入道崎灯台は日本の灯台50選にも選ばれています。
灯台というと白一色というイメージがありますが、雪の多い男鹿地方では白だけだと目立たなくなってしまうため、このように白黒のストライプになっています。
入道崎灯台は最上部まで上ることが出来ます。日本には3000以上の灯台があるのですが、そのうち観光客が中に入れるものは16しかないそうです。そのうち僕が登ったことがあるのは今回の入道崎灯台が2つめです。ちなみに1つめは子供の頃に行った千葉県の犬吠埼灯台でした。
※神奈川県にある江の島シーキャンドルには何回も行ったことがあるのですが、海上保安庁所管の灯台ではないためか16基の『登れる灯台』の勘定には入っていません。
狭いらせん階段を115段くらい上ったかな…
てっぺんまできました。このすぐ上に灯体があります。
最上階からは外にも出られます。こちらは北側、岬の先端の方を観ていますね。
こちらは南西側、北緯40度の碑などが見えます。
こちらは南側、駐車場や飲食店が並ぶエリアです。
灯台資料館
続いて、隣接する資料館へ。
古い灯台の設備が展示されています。
こちらは入道崎灯台にあったものと形状が似ていますが、青森県の艫作埼灯台にあったものだそうです。
北緯40度の碑
灯台南西に広がる草原の中に、北緯40度の碑があります。
駐車場からでも目立っているのはこの日時計と、奥にある北斗の石です。このどちらかが北緯40度の碑かと思ってしまいますが、実は違います。
北斗の石・日時計から南に向かって石碑が一直線に並んでいます。この一番向こう側にあるのが北緯40度の碑です。
※ちなみにGoogleMapでは日時計の位置に『北緯40度モニュメント』のマーカーがあります。
というわけでこちらが北緯40度の碑です。日時計からは200mくらい離れています。道はなく、意外に深い草に足を取られそうになりながらの移動でした(苦笑
…実はいったん車道に出て回った方が楽だったようです。
GPSレシーバで位置を測定してみました。表示は『北緯40度00分09.93秒』とぴったり40度ではないのですが、これはGPSが世界測地系で表示しており、おそらく碑は日本測地系準拠で設置されているからだと思います。
GPSの表示を日本測地系に換算すると40度00分00.07秒となります。0.07秒は距離にすると2mくらいなので、碑自体の大きさと同じ程度の誤差です。まぁいい結果でしょう。
鹿落とし
少し周辺を散策しました。断崖と、その下には剣山のように鋭く尖った岩が並んでいます。ここは鹿落としと呼ばれ、周辺に鹿が増えすぎたときにこの崖から鹿を追い落としたのだそうです。
奥に見える船は遊覧船のもののようです。この日は全日欠航となってしまっていたためか、完全に陸に引き上げられています。
飲食店など
あとはこの並びの店でのんびり昼食を取りました(別記事)
データ
入道崎灯台・灯台資料館
Webサイト | なし |
地図 | GoogleMap |
アクセス | なまはげシャトルで 真山地区から1,100円 JR男鹿駅から2,500円 |
開館時間 | 9:00~16:00 |
休館日 | 12月~3月 |
入場料 | 300円 |
備考 | 駐車場あり |
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