次はまた15分ほど歩いて、鹿屋市役所の隣にある鹿屋市鉄道記念館へ移動です。
ここは廃止された大隅線の駅があった場所だそうです。鉄道記念館はレトロな雰囲気の建物ですが、当時の駅舎を再利用しているわけではなく、雰囲気を合わせて新しく建てられたものだそうです。
入口前には機関車の車輪が。電気機関車ED7648、昭和47年(1972年)の周期鹿児島国体において西鹿児島~川内間のお召し列車の動輪として使用されたものだそうです。これだけで重量3.1トン!
屋内展示
展示室はこじんまりとしています。鉄道模型やかつて大隅線で使用されたいろいろなものが所狭しと並べられています。
展示室の奥で大隅線が運行していた頃の動画を鑑賞してから見学開始。
軌道自動自動車。線路の保守用の車両です。
線路保守用の工具が並んでいます。
タブレット関係(通信設備や自動制御が発達していない時代に列車が衝突しないようにするための工夫)の機材が並んでいます。大隅線で使われていたものでしょうか?
運転席にあったメータや車両ドアレバーなど。
古い硬券や特急券など、きっぷがいろいろ。
屋外展示
屋外展示いろいろ
建物裏には車両が保存されています。
線路は新しく敷いたもので、旧大隅線の線路はこれとほぼ直行する向きだったそうです。
この小さな車両はTMC100Fという軌道モーターカー(主に補修作業などに使用される小型車両)だそうです。
隣接する駐車場との間には、駅名標が並んでいます。『ふるえ(古江)』『あらひら(荒平)』『おおすみたかす(大隅高須)』…はいずれも旧大隅線の駅名です。
キハ20
こちらはキハ20。昭和32年(1957年)に開発されたディーゼルカーで、全国各地を走っていました。
車内にも入れます。
運転台は覗くだけでした。スイッチ類云々という張り紙があるということは、以前は入れたのでしょうか?コロナの影響で、あちこちの博物館などで『触る』展示が中止されていますからね…。
僕は煙草は吸いませんので、客車が全面的に禁煙になったことは歓迎していますが、それとは別にこの独特の車内灰皿の形状には懐かしさを憶えます。灰皿左上、窓枠の下にある金具は栓抜きです。
鹿屋驛文庫という名らしい本棚には、鉄道関係の本や漫画本などがありました。
まとめとデータ
小さな施設ですが展示点数は多くなかなか楽しめます。鹿児島県外から行くには交通の便が悪いのですが、鹿屋航空基地史料館などと組み合わせて見学するのがオススメです。
Webサイト | 鹿屋市サイト内の紹介ページ 鹿屋市観光協会サイト内の紹介ページ |
地図 | GoogleMap |
アクセス | 鹿屋市役所前 バス停よりすぐ (バスは1時間に1本程度) |
開館時間 | 09:00~16:30 |
定休日 | 月曜 |
入場料 | 無料 |
備考 | 館内にトイレあり |
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