国立科学博物館【大哺乳類展・海の仲間たち】

今月26日までなのでそろそろいかないと見損ねるなぁ、というわけで行ってきました。
人気の特別展ですが、さすがに夏休み中に比べるとずっと空いています。


海の哺乳類ということで、
鯨目.jpg
イルカやクジラなど鯨目
鰭脚目.jpg
アザラシやアシカなど鰭脚目
海牛類.jpg
ジュゴンやマナティなど海牛目
のそれぞれのグループについての特徴・身体の構造・生態などを展示。
パキケトゥスとアンブロケトゥス(鯨の祖先).jpg
この骨格はパキケトゥス(奧)とアンブロケトゥス(手前)。
普通の陸上の四足歩行生物のようですが、鯨目の祖先だそうです。
鯨は最初から海中で進化したのではなく、いったん陸上に上がった哺乳類が再び海に戻ったもだそうです。
バシロサウルス(鯨の祖先).jpg
バシロサウルス。原始的な鯨の一種。
だいぶ鯨っぽい格好になってきました。
シロナガスクジラ.jpg
圧巻はシロナガスクジラの全身骨格!
全長25m、会場の端から端まで届きそうなくらいの大きさです。
大きさだけではなく…
イルカやクジラの頭蓋骨って、奇妙な形をしているんですね。
種類によっては、一見して動物の頭蓋骨と判らないようなものも。
セミクジラの頭蓋骨.jpg
セミクジラとか…
ザトウクジラの頭蓋骨.jpg
ザトウクジラとか…
陸上の生物はみな球に近い形だと思うのですが、イルカやクジラの場合は身体が流線型になるように発達した結果なのか、平べったく前後にやたらと長い…最近の新幹線の先頭車両と似たような形状になっている上、あちこちに溝だの割れ目だのがあって、生物というよりはSF映画に登場する異星人の宇宙船のような感じです。
…実はシロナガスクジラの全身骨格も某巨大宇宙空母を連想してしまいました。
シャチの胃の中.jpg
シャチの胃の内容物。
アザラシ2頭分など多数の動物の骨が。
~~
トド.jpg
とまぁ、鯨が身体の大きさもあって展示エリアの大半を占めていたような気もするのですが、もちろんアザラシやジュゴンなどの展示もありました。
上の写真はトド。大きいです。
アシカとアザラシの見分け方とか、
ラッコなどそのほかの海に生きる動物とか、
絶滅危惧種とか…
いろいろ見られました。
おびただしい数の剥製でいっぱいだった【陸の仲間たち】にくらべてプラスティネーション標本や模型が多く、全体的につくりものっぽい展示だったような気が…。
音声ガイドは前回と同じく中川翔子さん+ココリコ田中さん+大塚明夫さんでした。

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