【特攻野郎Aチーム】見て来た

仕事をいろいろさっさと片付けて【Aチーム】を見に行ってしまいました。
テレビ版は好きで当時は毎回欠かさず見ていたのですが、それから20年以上。
キャスト一新の劇場版はどんな出来なのか…。
以下ネタバレ。


今回の映画はおおまかに3パートに別れています。
まず最初のパートは、Aチーム誕生のエピソード。
最初から上官と部下の関係にあるのはハンニバルとフェイスだけで、
BAとマードックは作戦中に知り合ったという設定。
BAは空挺部隊の元伍長。それがなぜ飛行機嫌いになったのかがここで明かされます。
次のパートは、Aチームが罠にかかって投獄されるまで。
結成以来8年間で80もの特殊任務を成功させたAチームは、イラクでドル紙幣偽造原版奪還の作戦を決行。
TV版でもお馴染み、あり合わせの材料で特殊装備を作ってしまうシーンもあります。
奇想天外な作戦を成功させ、偽装紙幣と原版を積んだコンテナを基地へ運ぶAチーム。
しかし任務終了と思った瞬間、彼らの上官であるモリソン将軍の乗ったハンビーが爆破され、紙幣原版はAチームに敵意を抱いている別の特殊部隊員によって強奪されてしまいます。
すべての罪を着せられたAチームの4人は、それぞれ別の刑務所に収監…。
そしてここからが本番。
CIA捜査官リンチとなのる怪しい男の手引きで刑務所を脱出したハンニバルは、意表を突く作戦で仲間たちを次々と救出。彼らを罠にかけた犯人と偽札原版を探して行動を開始。
そこに国防省の女性捜査官でフェイスの元恋人がからんだり、黒幕らしき謎のアラブ人が登場したり…
さてAチームはどんな作戦で目的を達するのか…。
~~
ええと…面白かったんだけど…
ちょっと詰め込みすぎ。舌足らずなんだけど冗長で散漫な感じもしてちょっとじれったい。
バカに徹するのかシリアスにしたいのかもよくわからん。
それになにより!
Aチームが人を殺しちゃイカンだろ!
バンバン銃を撃って、ドッカンドッカン爆弾つかって、
それでも敵味方ともに自力で歩ける程度の怪我しかしないのが持ち味なのに-!
…とはいっても、劇場映画であそこまで脳天気なのは無理なのかな…。
キャストは全面入替になっていますが(そりゃオリジナルキャストの中には故人もいるし…)、
誰が誰だか判らなくなったりはしない(笑)のは完全に4人のキャラが立っているからでしょう。
その他にも、TV版から引き継いだいろいろなお約束、
マードックの手人形とか、
BAを飛行機に乗せるための麻酔注射とか、
黒地に赤線のバンとか、
『作戦は奇なるをもってよしとすべし』とか…
があるのは昔からのファンへのサービスでしょうか。
そして最後の最後になって、TV版のオープニングで毎回流れていたあの台詞。
というわけで、TV版からのファンにもあたらしい視聴者にも楽しめるように…
…という狙いは感じましたが、ちょっと惜しい感じの出来、でした。
シリーズ化するのかなぁ。

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