お台場のお化け屋敷

…に、行ってきました。
といっても台場怪奇屋敷ではなく、
お台場の日本科学未来館の企画展示
【お化け屋敷で科学する!― 恐怖の研究】
です。
#展示室内の写真はありません
#ネタバレ注意


先に見学情報を。
【お化け屋敷で科学する!― 恐怖の研究】
開催期間:2009年4月22日(水)~6月22日(月)
開催時間:10:00~16:30最終入館
休館日:火曜
入場料:大人 1,200円、18歳以下 500円(常設展示見学込)
#同時開催中のターミネータ展とのセット券は1,800円
お化け屋敷入り口.jpg
場所は日本科学未来館1Fの企画展示室。
しかし入口はお化け屋敷風。
いつもの企画展示と違い、数人ずつしか中に入れてくれません。
平日の午前中なのでさすがに一般の客はほとんどなし。社会科見学の中学生が2校ほど来ていたようで、このお化け屋敷入り口にも制服姿の中学生が何組か並んでいましたが、さほど待つこともなく入れました。
少し入ったところでまた順番待ち。
どうやら入口だけでなく、見学順路前半が本当にお化け屋敷になっているようです。
ベニヤのパネルと黒カーテンで仕切られた、ちょっとチープな作り。
ときどき中から聞こえてくる中学生の絶叫。
おいおい、そんなに恐いのかよ。
順番が回ってきて、僕は一人で出発。
何かの医療施設か研究所?という設定のようです。
昔ながらの『お化け』でもSF仕立ての『怪物』でも相性がいい舞台ですね。
廃棄物置き場~廊下~消毒室~実験室~飼育室~医務室
と進んでいくうち、何度悲鳴を上げることになるか。
いやー。
残念ながら(?)コワイとは思えず。
なぜって…
『次はあのロッカーがガタガタ動いて…』
『そろそろ圧搾空気か何かがくるか…』
『この窓、単純なガラスに見せかけてスクリーンになってるな…』
…とかなんとか、仕掛けが動作する前に判っちゃうんですよね。
やだね、汚れた大人はw
あるいは、もしかしたらわざと『典型的なお化け屋敷の構成』をなぞって作ってあるのかもしれません。
で、結局、一番おどろかされたのは『人間』でした。
いつぞのスペースワールドのヒトガタエイリアンみたいなやつね。
~~
で、あっさり終了。
あれ?なにか見飛ばした?
それとも間違えてリタイア出口からでちゃった?
と思い、近くにいた解説員に『ここが最後の出口ですよね?』と確認したほど。
まぁあくまで科学的な解説の方がメインなわけで、お化け屋敷が終わった後は人間が『恐怖』を感じる脳の仕組み付いての展示パネルを見ていきます。
というわけで解説文を読み始めたのですが…
…この展示室には(当然ながら)お化け屋敷からのリタイア出口もあるのですが、僕がパネルを見ている間にも中学生が(男の子も!)悲鳴を上げながら飛び出してきます。
するとその度に解説員が『ほら、男の子だろ!しっかり見てこい!』と言ってお化け屋敷の方に追い返しています…って、おいおい、リタイア出口の意味ないじゃんw
パネルの掲げてある壁の向こうからはひっきりなしに悲鳴だのドタバタ逃げ惑っているらしい音だのが聞こえてきて、気が散ることこの上なし(苦笑)
そんなに恐かったかなぁ。
いいなぁ、純粋に楽しめて。
解説の中で面白いと思った点をいくつか。
恐怖を感じるのは脳の中の『扁桃体』という部位。
『扁桃体』には顔の表情を読み取る機能がある。
『扁桃体』が破損した人は人間の顔を見せても目を見ていない。
恐怖によって記憶は強化される。
『思い出す』時、一時的に記憶は不安定な状態になり、再び固定する時より強くなる。そのタイミングで神経に作用する薬を飲むと、記憶を消すことができる可能性…心的外傷の治療に有効?
恐怖などの嫌な記憶を紛らわしたい時、アルコールはかえってマイナス。
…等々。
~~
解説展示がパネルとビデオ上映だけ、とちょっと寂しかったのですが、、、
展示室の最後にお楽しみが。
なんと、
【お化け屋敷ゾーン】の中をリアルタイムで見られるモニターが並んでおり、
しかもいくつかの『仕掛け』をその場で操作できるようになっています(笑)
つまり、『怖がる側』から『怖がらせる側』へ、突然のクラスチェンジ!
丁度いいタイミングで僕の目の前のモニターに女性二人組が映し出されています。
仕掛けの真正面ではなく、むしろ少し通り過ぎた時に背後から襲うのがベスト。
よしよし…
…ポチッとな。
『『キャアアァァァァァ-!!!』』

【お化け屋敷ゾーン】の方から絶叫が聞こえてきます。
イヒヒヒヒ!
高校の文化祭のクラス企画でお化け屋敷をやったとき以来の、イケナイ楽しみw
~~
最後にもう一度お化け屋敷ゾーンを最初から回りました。
(当日中は何度でも再入場可能です)
『科学する』の部分は正直物足りないのですが、まぁ面白く見学しました。

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