今日は筑波宇宙センターの施設公開を見学してきました。
一昨年の10月以来二回目です。
つくばに着いたら、まず駅前のバスセンターが取り壊し中でびっくり。
大胆だなぁ。東京じゃできない芸当。
前に行ったときよりずっと混雑しています。
シャトルバスも満員だったし(前は空席だらけ)。
しかも子供連れが増えて平均年齢が下がった感じ。
#子供連れて行くのはいいんだけどさ、
#というか子供が見たがっているのならいくらでも連れて行けばいいんだけどさ、
#ぐずってワガママ言って悪さするばかりで展示をちっとも見ていないのなら
#メイワクだから連れて来るなよ、と言いたい…。
前回と共通する展示も多かったので、印象に残ったものだけ紹介。
『塩』でアルミ板の振動を観測する実演
板の定常振動を感嘆に視覚化してみせていました。
前回同様、身近な材料で実験をしてみせるアイディアには感心。
振動ネタもう一つ。共振によって大きな振幅の振動を起こし破壊してしまう現象の実演に使われていたのは、スピーカーの上に置かれたプラスチック板、そしてそこにビニールテープで貼り付けられたパスタ!他にほうとう、そば(いずれも乾燥直麺)。
パラボラの実演として、『BS放送を受信してみよう!』というコーナー。
アンテナとして使われているのは、なんと中華鍋!ジョークかと思いきや、ちゃんと受信素子の場所を調節すれば本当に受信できるようです。
『音響』実演
前回もあったのですが、今回の方が映像がついて迫力。
『心臓の悪い人は注意して下さい』というくらいの大音響…いやバンドのライブに間違って入ってしまったときの方がうるさかったな…。
ロボット各種
ISS等で使われるロボットアームの先端の振動を抑える実験、
マスタースレイブ式アームの実演など。
管制室
前回と違って今回は無人の状態でガラス窓越しの見学。
…でもかえってカッコよく見えたりして。
3Dアニメ
H2Aロケットの打ち上げシミュレーションを、メガネ無しで見られる3Dディスプレイで上映。
まぁ、技術屋の作ったアニメーションなので映像作品としてはショボイのですが、3Dディスプレイの方が初めて見た頃に比べてこなれてきたなぁ、とむしろそちらに感心。
今年もやりましたGPS宝探し。
僕はこういう子供が好きそうな企画が好きなんだなぁw
宇宙日本食試食会
白粥、赤飯、カレー、野菜ジュース、飴、お茶をいただきました。
無重力下で飛び散ったりしないように、全体的に通常品より粘度を高くするなど工夫されているそうです。野菜ジュースに至っては半ゼリー状。また、カレーはカルシウムとウコンを通常品より増量し、骨の減少や放射線対策にしているそうです。
『鯖の味噌煮』や『カレーラーメン』、『山菜おこわ』に『栗羊羹』なんていうものまであるんですね。カレーだけでもビーフ・ポーク・チキン等、スープもわかめ・卵・お吸い物…とバラエティ裕です。2週間程度、毎食違うメニューにできるほどの種類があるとか。
食事の質は精神の健康のために重要。宇宙食のメニューが豊富なのは宇宙開発には必須です。
…いかん、食べ物ネタにばかり熱くなる。
食べ物繋がり。
来客数を完全に読み違えたのか、食品の売店はなんと13時頃にはほとんど売り切れ。
臨時のスタンドも、コンビニも。
やっとありついた食事は『とんかつバーガー』
…ってこれフィッシュカツに見えるんですけど??
食堂の『スペースランチ』、今回は…
プチトマトが太陽、
ポテトが月、
ピンクペッパーが星、
細長いベーコンソテーが天の川…まではいいとして、
チキンソテーが種子島発射台って…
『ベーコン』が天の川
ま、今回も食べ損なったんですが。
~~
というわけで、終了時刻の16時ギリギリまで粘ってしまいました。
再びシャトルバスでつくば駅前まで戻った時点でまだ16:20。
エキスポセンターに行ってみました。
この時刻からだとチケットが割引になり、プラネタリウム+展示室が500円。
プラネタリウムは特別上映の『ファラオの星』。
古代エジプトの神話にからめた星座についての解説をするアニメーション作品。
古代エジプトの星座と現在のギリシャ神話ベースの星座にはかなり共通する部分があるんですね。これは、メソポタミア文明の星座がエジプトを経由してギリシャへと伝播していった結果と考えられているとか。ふむふむ。なかなか面白い話でした。