Bunkamura【奇想の王国 だまし絵】展

Bunkamuraまで、
『奇想の王国 だまし絵展』

を見に行ってきました。
#会場内撮影禁止のため写真はありません
#だまし絵のネタバレになるような記述もあるので、
#これから見学に行かれる方はご注意下さい。


ネット情報で『混雑している』といわれていたので朝早く家を出てオープン直後に到着したのですが、さすがに平日の午前中。並ばずに入場してゆっくり見る事が出来ました。
最初の方は『絵を描いた絵』。メインとなる人物画・風景画・静物画だけでなく、その周囲の額縁や壁紙までもが絵の一部というもの。そのため、額縁から絵の中の人や物が飛び出してくるような効果が。
壁の板の木目や節、ひび割れまでもが写実的に描かれ、つい顔を近づけたり横から見ようとしたり。
次に、円柱の鏡に映したり見る方向を変えたりするとモチーフが変わるというトリックアート。
風景画の中に、小さくサカナや人間が描かれているのかと思いきや…
…斜めから見ると、しゃがんでウ○コをしているオッサンの絵だったり。
つーかなんちゅーモンを題材にしているんだこの人…。
この展覧会のポスターにも使われている、果物や野菜で皇帝の顔を描いた【ルドルフ2世】は日本で初公開だそうで。皇帝はこの肖像を喜んだらしいのですが、ひたすら気色悪いだけのような気が。
アメリカのトロンプルイユも1コーナーを設けてありました。
ガラスの割れてしまったケースの中のインコ。CV後藤沙緒里か(ウソ)
日本の画も多数。掛け軸から飛び出しそうな幽霊画や、有名な【みかけはこはゐがとんだいゝ人だ】など。影絵の指南書は宴会芸として今でも実用的かも。
次はこのジャンルの最高峰、マグリットとダリとエッシャー。
ダリヤマグリットのような『写実的なようでいて変・不思議な絵』は面白いですね。
エッシャーの作品は見た事がある物ばかりでちょっと物足りなかったのですが…
現代作品のコーナーでは、
壁一面に水滴が、と思ったらそれも絵だったり。
存在しないはずのシェークスピアの肖像写真、とおもったら精密な絵だったり(蝋人形を見て描いたらしい)。
ミニチュア写真、と思ったら本物の風景を写した写真だったり(だまし絵コミュにこれ専門のトピがありますね)。
絵画だけでなく立体も数点。
見る角度によって人間の男だったりウサギだったり。
天使だったりSAMPLEの文字だったり。
~~
いやー面白かった。
会期中に4回展示替えがあるようですが、6/29までに1回と7/21~8/3に1回いけばほぼ全部見られる様です。
今回は音声ガイドのダウンロード販売を利用してみました。
自分の携帯プレイヤーにデータをダウンロードして持っていくのですが、行く前や帰ってきた後にも聞けるのでオススメです。現地で借りるのと同じ500円。
ちなみにナレーションはマージーこと間島<餃子職人>淳司さんでした。…この人のラジオ番組、好きだな。
図録もいろいろ仕掛けがあってお買い得でした。
公式サイト:
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/09_damashie/index.html

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