15時過ぎに立山駅前に戻ってきました。
次は、立山駅から徒歩すぐの【立山カルデラ砂防博物館】へ。
意外に立派な建物。
昨年ここに来たときには存在にすら気付かなかったのに。
この展示館には無料エリアと有料エリアがあります。
せっかくきたので全部見られる様にチケット購入。
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まずは映像ホールで3D映像ソフト【崩れ】視聴。
日本全国にある『崩れ』…山が崩れ、土砂災害などをもたらした大知の傷跡についてのソフト。
立山カルデラ内にも大規模な『鳶崩れ』が存在しています。
ここが崩れたのは江戸時代、安政年間。
ですがその時に溜まった土砂が、100年以上たったいまでも川の上流に残っているため、
放置するといつ大規模な土砂災害を引き起こすか判らない…という話。
そのため現在では何重にも砂防ダムが築かれているんですね。
上映時間は20分くらいでした。
10分ほどの休憩の間に無料エリア見学。
立山の自然をいろいろな角度から解説した展示…
と、見ていたらもう次の上映の時間。
2本目は【立山カルデラ・大地の声】。3D映像ソフト。
これも立山のカルデラを扱っているので、内容には【崩れ】と共通した部分も。
過去の土砂災害で富山平野に流れ出した巨石、などなど…。
レポーター役には室井滋さん。富山のご出身なんだそうで。
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2Fの無料展示室が16:30で閉まるというので先に見学。
無料のはずなのに意外に充実。
2,3分程度の動画上映が多数。
砂防技術について、立山の開発について、防災について、その他…。
見応えがありました。
全部見きれなかったのですが時間切れ…
最後に有料展示室。
砂防ダムのジオラマ。
昨年上ったカルデラ展望台はこの左上の方になるのかな…?
立山カルデラの大きなジオラマ。
展示室床に描かれた立山の立体図。
赤青の眼鏡をかけてこの上を歩くと立山上空を飛んでいる気分に…はなれませんでしたが(笑
その他、雨量の実験があったり、土石流の実験があったり。
立山の歴史を解説したコーナーがあったり、いろいろと見られます。
うーん、でも無料コーナーの方が充実していた気も…………??
閉館ギリギリまで粘って見てきました。
こんなに面白そうな展示がたくさんあるのなら、もうすこし時間を確保しておけばよかったなぁ。
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立山カルデラ砂防博物館では、屋外体験学習会として実際に立山カルデラ内に入る見学会を行っているそうです。常願寺川の砂防工事専用軌道(観光用ではないトロッコ)を利用する本格的なコースだそうで…そんな話を聞いたら行きたくなってしまうではないか!
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【立山カルデラ砂防博物館】
http://www.tatecal.or.jp/
開館時間:9:30~17:00
休館日:月曜
見学料金:400円(有料展示室及び視聴覚ホール)
立山駅より徒歩すぐ