称名滝

称名滝探勝バス

今回の旅行では、アルペンルート突入前に富山側の景勝地をいろいろ回ります。
まず最初に称名滝しょうみょうだきです。

立山駅13:40発の称名滝探勝バスに乗車しました。
乗客は僕一人しかいません(笑)

立山駅を出発してしばらく。
進行方向に滝が見えてきました。この位置から滝まではまだ2km以上ありますが、それでこの写真にはっきり写るほどの高さに驚き。

バスの右手に見えているのは悪城あくしろの壁。高さ500m、幅2kmにもおよぶ溶結凝灰岩の壁です。
かつては称名滝はこの壁より下流にあったのが、数万年の間にこのように壁を削り、現在の位置に移動したと言われています。

川沿いに称名川第二発電所が見えます。水力発電所です。¥}
周囲の景色が大きすぎて建物がずいぶんこぢんまりとしているように錯覚してしまいます。

称名滝

立山駅から15分ほどで終点の称名滝バス停に到着。

バス停近くにあった周辺案内図です。この図の『現在地』から、左上にある『滝見台園地』を目指します。

バス停から滝見台(滝に一番近い展望台)まで、1.3kmほど歩きます。
現地の案内板には『約30分』と書いてありますが、ゆるい上り坂とはいえ、よほどノンビリ歩かない限りそんなにかからないと思います。途中に寄り道をするような場所もないし。僕の脚だと15分ほどでした。

この写真は滝見台までまだ1kmくらいある地点なんですが、もう大きすぎてスケール感覚が麻痺してきました。写真左寄りに車が映り込んでいますが、それと比べていかに滝が大きいか判ると思います。

中央に見えているのはハンノキ滝。称名滝は山の陰になっています。

というわけで、到着しました、滝見台
Vの字を描くように2つの滝が見えていますが、左が称名滝、右がハンノキ滝です。

称名滝は日本で一番高い滝とされています。全部で4段になっているのですが、その一番下の段だけでも落差126mもあり、華厳滝(落差97m)より高い!そして4段合わせると落差350m東京タワー(高さ333m)より高い!

右にあるハンノキ滝は水量が特に豊富な時期しか見られないのだそうです。6月頃は弥陀ヶ原あたりに積もっている雪が解けた水が多く流れてくるおかげで毎日みられるのですが、他の季節だと大雨が降った翌日などしか現れないのだとか。高さはなんと497m!スカイツリーの展望室より上!
…ただし常時存在している滝では無いため、『日本一』にはなれなかったんですね。

称名橋の上から。橋の上から二つの滝を眺めると大迫力!…なのですが、滝の水しぶきが激しくとんでくるためじっとしていると服が濡れてしまいます。
滝壺の手前には分厚く雪が残っています。

再び少し離れて、滝見台(写真右寄り)と称名橋(写真下部)。

いやぁ、とにかくすごかった。
バス停からすこし滝の方に進んだところにあったレストハウスで記念品購入。
帰りのバスも乗客は僕一人。
採算取れてるのか…?

データ

【称名滝探勝バス】
https://www.alpen-route.com/timetable/other.php
富山地方鉄道立山駅~称名滝の直通バスで、片道500円/約15~20分。
アルペンルート開通より短い期間しか運行していないので注意!
時刻表はアルペンルート公式サイトで見られます。

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