池田満寿夫美術館

松代での最後の見学は【池田満寿夫美術館】。
駅のすぐ近く、昼食を食べた【竹風堂】の隣の建物です。


池田満寿夫美術館.jpg
池田満寿夫といえば日本の現代美術家として大変有名で、
絵画、版画、彫刻、映画監督などマルチな才能を発揮した人。
なぜこんな場所にその名を冠した美術館があるのかというと、彼は長野市の出身なんですね。
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池田満寿夫氏の名前はよく知っていましたが、実は作品はほとんど見たことがありません。
…今回見ただけでも、同じ作者のものかと思うほど違う作風を使い分けていました。
ファッション雑誌などから得たパーツを元にしたコラージュ。
女性の身体の一部や女性用の靴をモチーフにした作品が何点か、元になったと思われるファッション雑誌とともに展示されています。
同じ素材に違うアレンジを施して何点か作品を作ることがあったようです。
続いて、ピカソを思わせる絵画。
これらが一番『絵画』らしい作品群…?
そして、何が描かれているのか判別が難しい、ぐちゃぐちゃした線。
…って、判らないのは僕に美術の心得のないせいか。
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手法はいろいろでしたが、描いている対象は『女性』…とくに性的なイメージが多いようです。
『エロスの作家』と呼ばれることもあるようで…。
うーん、官能的?
判りやすいヌード画もあるのですが、
抽象化したものが多かったような気が。
というわけで、規模は小さいですが、グッズ売り場が充実・喫茶室もあるきれいな美術館でした。
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まぁそれなりに楽しんで、松代見物はおしまい。
長野電鉄~しなの鉄道と乗り継いで、宿を取ってある上田に移動します。
電車の中から見る松代城.jpg
最後に電車の窓からもういちど松代城を。
上田までは約50分。
2012年4月からは長野電鉄屋代線が廃止されてしまうため、松代には長野または屋代からバスでアクセスすることになります。…所要時間はどうなるんでしょう?

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