少し北に歩くと国道に合流。
ここまでバス停から(国道に沿って測ると)1.2km、遊歩道はクネクネしているのでもう少し道程があるかな?僕の脚でのんびりあるいて25分くらいでした。
遊歩道終点のすぐ近くには、
白い大きな像が。
これは【室戸青年大師像】。
弘法大師の若い頃の姿を写したものだそうです。
この室戸岬は弘法大師が青年時代に修業し悟りを開いた場所とされています。
遊歩道沿いに【弘法大師○○】がいくつもあったのもそのため。
この像は信者の寄進によって建てられたもので、台座も含めるとその高さは20mもある立派なもの。せっかくなので中を見学していくことにしました。
入口はこんな感じ。
階段を少し上ったところに受付があります。
さらに上って大師像の足下に到着。
台座部分の外壁には弘法大師のプロフィールを描いたレリーフ。
内部では金色の小さな仏像やステンドグラスで描かれた美しく幻想的曼荼羅などが見られます。
…まぁ、狭いんですが。
大師像のすぐ裏手には金色の涅槃像。
お互い背中を向ける位置関係です。
裏側からだと大師像の台座が完全に鉄筋コンクリートのビルにしかみえず、
涅槃像のあたりまで鉄製の階段が続いているので…そこはなんというか興醒めな…。
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今度は国道に沿ってバス停の方に戻ります。
(荷物を預けていなければ大師像近くからもバスには乗れるのですが…)
大師像からまもなく、2つの洞窟が並んでいる場所があります。
これが【御厨人窟】(左)と【神明窟】(右)。
御厨人窟は弘法大師が居住して修行した場とされています。
ここから見える風景は空と海のみだったので、そこから『空海』の名をつけたといわれています。
どうやら中に入れるようです。
洞窟の奥には大国主命が祀られているのでお参りを。
それから洞窟の中から1枚。
これが弘法大師の見た景色なんでしょうか…。
ここからきこえる波の音は『日本の音風景100選』に選定されているのですが、
いまは目の前に国道が通っているので大師の時代よりだいぶ賑やかなのだと思います…。
さらに歩いて。
もうすぐ室戸岬バス停、というところにこんな展望台がありました。
隣接する土産物店の店内から登れるようになっています。
(ってことは営業時間内しか使えない?)
展望台上からの眺め。
下に降りてしまうと見通しが効かないので、先にここから全景を見ておけば良かったかな…。
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というわけで、室戸岬到着から70分後。
今度は牟岐方面のバスに乗車。