臨海広域防災公園見学

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今日はゆりかもめの有明駅から徒歩すぐの所にある【東京臨海広域防災】の見学にやってきました。


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見学コースはまずエレベータで…
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エレベータ下降中、突然強い振動を感じたかとおもうと停電で真っ暗に。すぐに非常灯が点灯したのですが薄暗く、スピーカーからは避難するようにとの声がかすかに聞こえるだけ…
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ビルの裏口からなんとか外へ出ると、そこは地獄でした。液状化現象のためか倒れかかった電柱、落下している信号器、傾いているビルからは余震のたびにガラスの破片が降り注ぎます。左手の小さな飲食店は奥の厨房から出火しているようです。大至急このエリアから脱出しなければ…。
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揺れで運転を誤ったか、電柱にぶつかってしまったらしい軽トラック。運転席に人の姿はありません。無事に逃げ延びているといいのですが。
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理容店のサインポールが倒れ、無残に壊れています。上を見上げるとエアコンの室外機がはずれて落下しかかっています。大きな余震があったときに下にいたら命の危険が…。
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店の中を覗いてみると、机の上にあったものが倒れたり落ちたり。ヒドイ有様です。
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こういう状況でこそ正確な情報収集が大切。テレビのニュース速報を確認…東京湾北部が震源、最大震度6強か…。
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東京、神奈川、千葉、埼玉がすべて震度5強以上。首都圏は壊滅的な打撃を被っているはず…最初の揺れを生き延びることが出来たのは幸運でしたが、本格的な救助活動が始まるまでおそらく丸3日はかかります。それまでの72時間を自力で生き延びることが出来るのでしょうか…。
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民家を覗くと、棚がすべて倒れてしまっています。部屋の中にいた人が下敷きになっていたりしないだろうか、と一瞬心配になりましたが、よくみると窓の外に、外出中の家族に書き残したと思われる【中央公園に行ってます・父】との張り紙が。家の人はどうやら無事だったようです。
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こちらの部屋は床にいろいろ散乱しているものの、大型家具は倒れていません。みると棚も冷蔵庫も突っ張り棒などで固定されています。先ほどのお父さんは揺れたときにこちらの部屋にいたのでしょうか。こういう対策が生死を分けるのですね。
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ようやく避難所にたどり着きました。
避難所には簡易トイレなどが用意され、、、
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というわけで、リアルな実物大セットを通り抜ける被災市街地体験コースは終了。これをみたら自宅の防災グッズの点検をしたくなること間違いなし。
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2階、防災ギャラリー。防災グッズがいろいろ展示されています。
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熊のぬいぐるみの中に非常用飲料水などが入っている【防災クマさん】。防災グッズは普段から目につく場所に置いておかないと意味がない、ということでこのデザインに。
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オペレーションルーム。
非常時には首都圏の災害対策司令室になります。
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本部棟屋上より、防災公園全景。
大型ヘリが発着できるヘリポートと、非常時には広域支援隊のベースキャンプ地となる広場を含む広大な公園です。
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というわけで大規模な施設での体験。
一度体験しておくことで、【本番】に備えるのもよいと思います。

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