3月22日、沖縄旅行5日目。
この日もまだ真っ暗なうちに起床、国際通りにある24時間営業のファーストフード店で朝食。
6:30那覇発のバスに乗って恩納方面へ。
7:20頃、予約をしたショップ最寄りの【久良波】バス停到着。
ショップへ電話をしたらバス停まで迎えに来てくれました。
…ってハズカシイよ、この車は!
某TV番組を意識しているのでしょうか。
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3月とはいえせっかく沖縄まで来たのに海に入らないのは勿体ない!
というわけで。
スキューバダイビングをやってみることにしました。
早速ネットで検索をかけて、那覇から車で1時間弱の場所に【青の洞窟】なる人気ダイビングスポットがあり、周辺のダイビングショップが機材一式レンタル・指導・案内など全込みで初心者OKの体験プログラムを用意しているのを発見。
…ということで、即座に電話で予約していたというわけですw
#プールでしか泳いだことがないクセに大丈夫なのか自分?
この日は3連休の3日目。
スキューバダイビングをやった日は飛行機にのっちゃいけないんですねー。
地上より気圧が低いので後から潜水病になったりするのだそうです。
で。
連休最終日と言うことは、県外から遊びに来ている人はその日の夕方に飛行機に乗って帰るはず…つまりこの日はダイビングスポットはガラガラになるんですねー。
人が潜ると海底の砂をまきあげて水が濁ってしまうので、空いている日の方が海底の様子がきれいに見えるのだそうです。
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ショップ到着。
簡単なレクチャーを受けた後、ウェットスーツに着替えます。
うわ、キツイなこれ。
伸縮性のある布ではなく、ゴワゴワして堅い材質なので1着着るだけで悪戦苦闘(笑)
なんとかマリンブーツまで身につけると、再び車に乗って真栄田岬へ。
岬のてっぺんはダイバーのための基地のようになっていました。
多数のボンベなどの機材が並べられていて、スタッフさんたちが点検作業を行っています。
僕もショップのインストラクターに案内されて機材置き場に行き、次々に装備品を渡されます。
まず仮面ライダーがしているようなごついベルト…
…って重い!
『あ、それ8kgあります。身体が浮かないようにするおもりです』
ナルホド。
次はゴーグル。
鼻までぴったり覆う大きな物。
眼鏡をかけたままではつけられないのですが、度付きのものが用意されていました。
そして、アクアラング一式。
『12kgありますから気をつけて下さい!』
今度は覚悟して受け取ったのですが、それほど重くはないような…
あ、そうか。フル装備の時の鞄が10kg以上あるんだっけ。
アレと同じだから、背負ってしまえばビックリするような重さじゃないわけだ。
最後に足につけるフィンを受け取り(これはまだ身につけない)、、、
『まだ予定より早いけど、行っちゃいましょうか』
このショップでは、1グループに1人インストラクターが付きます。
知らない人と一緒のグループになることはありません…ってことは今回は僕1人だけ。
8時からの予定でしたが、それより15分ほど早く海岸に下りることになりました。
『今日の一番乗りみたいですね。まだ海底がきれいですよ』
それは楽しみ!
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岬の上から海面までは100段の階段を下りていかなければなりません。
装備は合計20kg。
普段から重い鞄を担いでいる僕にとっては大したことはないのですが、女性にはキツイかも。
海面に着いてから、しばらくは呼吸の練習など。
レギュレータを口にくわえてスーハースーハー。某SF映画の黒兜キャラになった気分w
…この段階で、顔を水につけるのをためらう人もいるのだそうで。僕は毎週プールで潜水25m泳いで遊んでいるような人間なので、全身水の中に浸かるところまではまったく抵抗感がないのですが。
次に、ゴーグルに水が入った時の排水法。…って鼻から息をゆっくり吐くだけ。
耳抜きの方法。一応やり方は知っていますが、こればかりは実際に圧力の高い場所に行ってみないとうまくできるか判りません。
最後に、トラブルがあった時の合図を憶えて、出発!
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まだ他に誰も潜っていない海中を泳いでいきます。
水中なのに普通に呼吸できるのが不思議な感じ。
水の透明度は高く、かなり遠くまで見えます。
前を向けば魚が泳いでいるのが見え、
下を向けば海底のイソギンチャクなどが見え。
水面を下から見るのがなんとなく面白く感じました。
…プールでは水中で上を向くことはまずないので。
海水の浮力は大きく、おもりを身につけているにもかかわらず身体が浮き上がりそうになります。なんとか姿勢を保ちながらインストラクターさんに手を引いてもらってだんだん深いところへ。
海岸からまだ比較的近い場所の海底。
イソギンチャクの中に隠れるクマノミ発見。
水中カメラを借りて撮影してみました。
#この水中カメラが曲者で。
#使い捨てカメラの水中版のような簡易的なものなのですが、
#初めて使うためどう写るかまったくわかりません。
#結果、24枚中ちゃんととれたのは5,6枚というちょっと悲しい結果に…。
水中での僕の姿です。
身体が浮き上がりそうで、またゆるい流れでも姿勢を保つのが難しく、
余裕がありそうに見えますが左手は海底の岩をしっかり掴んでいますw
しばらく海底散歩をしたあと、いよいよ青の洞窟へ向かいます。
青の洞窟入口近く、カサゴがいたのでまた1枚。
青の洞窟の入口は、外側から見るとただの薄暗い岩のすき間に入っていくだけのような感じ。
20mくらい入っていったのでしょうか?
初めてなので長く感じただけでもっと浅いかもしれませんが…
とくに何もないまま、岩の壁に突き当たりました。
あれ、行き止まり…?
インストラクターさんが今来た方向を指さしています。
振り返ると…
入口の方へ向かって、洞窟全体が青く輝いているように見えます。
澄んだ深い青。
ああ、これが【青の洞窟】…。
幻想的で、感動的なほど美しい光景でした。
…写真は失敗したけどな orz
これがいちばんそれっぽく見えているかなぁ…。
右半分が発光しているように見えるのは水中で光が拡散しているだけです。
画面中央に洞窟の輪郭が見えてはいるのですが…
うーん、ダメだ。
次に行く機会があったら、もっとまともなカメラを調達しよう。
…って、水中用デジカメのレンタルなんてあるのかなぁ…。
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水中に30~40分はいたはずなのですが、
本当にあっという間に時間が過ぎてしまいました。
クラゲに刺されたりもせず、スキューバダイビング初体験から無事生還。
ショップに戻ってウェットスーツを脱いで全行程終了。
もっとぐったりするかと思ったのですが、意外に体力を消耗しませんでした。
泳ぎには慣れているからかな。
またぜひやりたい、と思ってしまいましたw
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機材レンタル、インストラクター、保険、水中カメラフィルム代など全込みで12,000円くらいでした。