東尋坊

旅行6日目午後は東尋坊へ。
午前中の丸岡は天気が悪かったのですが、東尋坊に向かう頃には天気が回復。

三国駅でバスを待っていると、やってきたのはアニメ化された漫画『ちはやふる』のラッピングバスでした。作品の舞台は東京ですが主要登場人物の一人が福井出身という設定なんですね。

東尋坊バス停に到着。岬にむかって商店街が続いています。…が、 シーズンオフなのか平日のためか午前中に天気が悪かったせいなのか観光客の姿は少なく、営業している店もまばらです。おかげでゆっくり観て回れそうですが、全国的に有名な観光スポットがこういう状態だとちょっと淋しくもありますね…。

遊覧船

天候が回復して波も静かになっていたので、早速遊覧船に乗ることにしました。
15分に1本程度、次々に出発しているのでそれほど待たずに乗れます。

チケットを買うと、
『次の船はあと5分で出ますからそこの崖を降りて下さい』
と言われ…振り返るとはるか下に船が…もちろん階段はついていますが、けっこうな高さがあります。

出港して船着き場を振りかえるとこんな感じ。
僕が乗った船が出発するのと入れ違いに帰ってきた船が停まっています。

船はまず、1.5kmほど北上して雄島に向かいます。雄島は周囲2kmほど、越前海岸ではもっとも大きな島です。無人島ですが本土とは橋でつながっており自由に行き来できます。島内には遊歩道も整備されています。

雄島で観察できる大規模な柱状節理
石の柱が上からぶら下がっている光景からハチノス岩と呼ばれています。

雄島の灯台(左の白い塔)と、海上保安庁の監視小屋(右)

板状の岩が重なり合うように並んでいます。これを次々に押し寄せる日本海の荒波に見立てて波型岩と呼ばれているそうです。

波の浸食によってできた洞窟。

同じくらいの大きさの岩が2つ並んでいることから夫婦岩と呼ばれています。

海面からほとんど垂直に岩が突き出しています。今日は風が少なく波も穏やかなので、鋭いV字型の切れ目の奥まで船が突入。天候によってはここから観るだけで素通りすることもあるそうです。

…そーいやサスペンスドラマで犯人を追い詰めるのもこのあたりらしいです。

中に入ってみるとこんな感じ。
圧倒される巨大な岩壁の迫力です。

船着き場をいったん通り過ぎて今度は南へ。
これはライオン岩。寝そべったライオンの後ろ姿に見えるでしょうか?

円筒状の岩の上にドームのような岩が乗ったロウソク岩

というわけで無事帰還。

空いていたおかげでで、
『次の見所は右手ですからみなさん右側の席に移って下さい~』
などという芸当もでき、たっぷり景色を楽しめました。

断崖

この後しばらく断崖の上を散歩…
しようかと思ったのですが、柵もロープもないので恐い!写真を撮るのもけっこう恐い!遊歩道からほんの10m~歩くだけでこんな危険な場所に!

というわけで、現地にいた時間の割にはほとんど写真がありません(笑

観光地にお約束の記念写真スポット。

東尋坊タワー

東尋坊タワーに昇ってみることにしました。って天候が急激に悪化中…先に遊覧船に乗ってしまってよかった…。

東尋坊タワーは1964年竣工、高さ55m(海抜110m)の展望タワーです。全日本タワー協議会20タワーの1つ。

展望室には僕以外誰もいません。

全体的に施設が老朽化しているようですし、タワー下の売店にも『昔からの観光地にありがちなグッズ』しかなく、どうも施設全体として魅力が薄くなっているような気がします。

なぜか布袋像などが並んでいます。
カップルが2人で布袋像を撫でると結ばれるとか…って最近はどこに行ってもカップル向けの『伝説』ばかりだなぁ…。

とはいえこのあたりでは飛び抜けて高い建物ですから、雄島までよく見渡せます。

東尋坊タワーからは様々な奇岩を観ることもできます。
遊覧船では観なかったものとして、軍艦岩

こちらは屏風岩。七つ岩戸も呼ばれています。

データ

東尋坊への交通

えちぜん鉄道三国芦原線三国駅または三国港駅、JR北陸本線芦原温泉駅で京福バス東尋坊線に乗り換え東尋坊下車

東尋坊遊覧船

Webサイト東尋坊遊覧船公式サイト
営業時間09:00~16:00
休業日年末年始、悪天候時
乗船料金1,400円(越前松島水族館とのセット券3,100円あり)

東尋坊タワー

Webサイト東尋坊タワー
営業時間09:00~17:00
休業日なし
入場料500円

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