韮崎市民俗資料館

韮崎市民俗資料館

新府城に行く前に、続100名城スタンプのある韮崎市民俗資料館を訪れました。最寄り駅はJR韮崎駅ですが、駅から道程2km・上り90m弱と徒歩でアクセスするのはかなり大変です。というわけでまたしてもタクシー利用、870円でした。

1階

1階はロビーのようになっています。忘れずに新府城の続100名スタンプをゲット。御城印の購入もここで。

資料館エントランスにいるこれは一体…

新府城のジオラマがありました。これから城跡見学に行くのでじっくり見て構造を頭に入れておきます。

2階

主な展示室は2階です。無料で見学できます。

煮た繭から糸をたぐりながら糸枠に巻き取るための『座繰り機』、絹糸を決まった長さの糸束に巻き替えるための『揚げ返し機』など、養蚕・製糸・機織りなどの関係の器具が並んでいます。韮崎はかつて養蚕が盛んだったそうです。

明治時代の民家、囲炉裏のある部屋。テレビは明治時代のものではありませんが『展示スペースの都合で』ここに置かれているのだそうです。テレビの手前の机の上に置かれている箱のようなものは『ハイトリック』といって、砂糖水を塗ってハエをおびき寄せ、ゼンマイで回転するローラーでハエを編み籠の中に捉えるというシロモノだそうです。こういった機械仕掛けの虫取り装置は、現在は見かけませんね。

墨書土器。字の書かれた土器がたくさん見つかっているとかなんとか。

石器いろいろ…と思ったら形が思いっきりアレなのが混ざってるじゃねーか。『子孫繁栄のために作られたといわれてる』そうですが…使用法が判らん…。田縣神社みたいに祀ってたんでしょうか。

ちょっとブレましたが、これは目玉展示の1つ、仮面土偶です。市内の後田うしろだ遺跡で発見されたもので、4000年前のものだそうです。通称『縄文の仮面小町ウーラ』。その通称って誰がつけたの。

資料館の公式サイトには『目玉展示』と書いてあるのに現地に行くと片隅の目立たないところにおいてあって、最初どこにあるか気付きませんでした。

目玉展示もう1つ、石之坪いしのつぼ遺跡の土偶、通称『ミス石之坪』。縄文時代中期のもので、文様の溝の底には赤い塗料が塗られています。こちらは2階に階段で上ってすぐの場所に目立つように展示されています。
…エントランスにいたのはこれのようですね。

武具の展示もありました。甲冑のすぐ横には馬用のわらじというちょっと面白いものが。

『音にかかわるもの』というくくりで、蓄音機・琴・子供用サイズのバイオリンなどバラエティに富んだ展示物が並んでいます。

屋外展示

資料館の建物の裏手には屋外展示があります。

これは藤井平にあった水車で、両側に9個のウスを備えて一度に10俵の米を精米できたそうです。市指定文化財です。

江戸時代から続く豪商『富屋』の主人・小野家の蔵座敷だそうです。この蔵屋敷は明治初期の建築と考えられています。

この建物は、平成26年に放送されたNHK連続テレビ小説『花子とアン』で、主人公・花子が幼少期を過ごした地区にある教会の建物として撮影に使用されたそうです。

蔵屋敷は内部も見学できます。

と、その並びでこれを見せられたら、市内から移築した古い農家か…と思ってしまいますが、これはなんと『花子とアン』の主人公・花子の生家のロケセット、ドラマ撮影のために建てられたものです。そう知ってから見てもあまりに出来が良い…。

屋外展示(蔵屋敷の内部を除く)は、資料館休館日でも見学できるようです。

データ

Webサイト韮崎市公式サイトによる紹介ページ
『にらみん』のお散歩日記(公式ブログ) ←イベント情報、休館日などはこちら
地図GoogleMap
アクセスJR韮崎駅より徒歩、タクシーなど
開館時間9:00~16:00
休館日月曜、木曜の午前(祝日の場合は翌日に振替)、年末年始
入場料無料

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