江戸東京博物館

博物館巡り4日目。
今日は深川エリアです。
まず第1目的地
江戸東京博物館
です。


江戸東京博物館外観
JR両国駅、国技館のすぐ近くにある特徴的な建物。
モビルスーツでも発進しそうな形ですが、モチーフは高床式倉庫だそうで…
『国技館など、周囲の景観に配慮した』…つもり…らしいです。
完全に浮いていると思いますが。
まぁそれはともかく。
常設展示は5、6階。1階のインフォメーションでチケットをもらった後は一気にエレベータで6階へ。
ゲートを抜けると、そこは広大な空間。フロアの大部分は吹き抜けで、6階中央には原寸大に復元された日本橋(の、北側の半分)が、展示エリアへと続いています。
橋を渡ると、左手には江戸時代の文化を代表する建物・【中村座】の正面部分、右手には明治時代の銀座を代表する建物【朝野新聞】の原寸大復元が。
朝野新聞
この2つはあとで5階に降りてからゆっくりみるとして、、、
まずは6階展示。
ここは【江戸】の歴史的な流れを追っていく展示になっています。
江戸が発展していく様子を表す、各時代の地図や屏風絵。
町並みを表す精巧なジオラマ。
徳川家の系譜、ゆかりの品々。
大名屋敷や江戸城内…大広間と有名な松の廊下…の模型。
『明暦の大火』についてはかなりの場所を割いて解説されていました。
建築物の6割が焼失、10万人の死者が出た大災害。学校の教科書では1行で済まされてしまいがちですが、江戸時代に生きた人々にとってはもっとも恐ろしい事件だったはずです。
延焼した範囲の地図、その後の防災政策などいろいろな展示がありました。
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5階へ降りると、今度は文化的な面について重点的展示されています。
まず町人の生活ぶりについて。
江戸市街に張り巡らされていた水道の構造について、遺構(実物)とジオラマで展示。
江戸時代の『本』の出版と流通について、図版や本屋の実物大復元、錦絵を印刷する手順や幕府によって発禁にされた本の内容まで。
芝居について、歌舞伎座の衣装、からくり舞台の仕掛けの模型など。
学校の授業では詳しくは習わない内容が多く、面白いですね。
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そして5階の残り半分は【東京】。
鹿鳴館、ニコライ堂、銀座の大通り。
明治・大正と西欧文化を吸収し、大きく姿を変えていく東京。
昭和初期の活気に溢れた和洋折衷の庶民生活。
そして戦争。
一度は壊滅した都市に、闇市が建ち、復興へ。
最後は東京オリンピックのポスターで〆。
広い展示室を活かした実物大展示が多く見応えがありました。
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中村座前で『江戸博寄席』をやっていたので見て来ました。
12:00~と13:30~の2回あったのですが、見学にかなり時間を掛けていたので両方とも見られました。落語とコント。観客のノリが悪くやりにくそうでした(笑)
通常は土日のみですが、8/9~の1週間は毎日やるそうです。
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【東京都江戸東京博物館】
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/index.html
東京都墨田区横網1-4-1
両国駅より徒歩すぐ
開館時間:9:30-17:30(土曜日は19:30まで)
休館日:毎週月曜
入館料:600円

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