桜島ビジターセンター

桜島観光、昼食後は徒歩でちょっと観て回ります。まずは桜島港から近い、桜島ビジターセンターです。僕は道の駅から歩きましたが、桜島港側からはサクラジマアイランドビューを利用することも出来ます(時間によっては歩いた方が早いですが)。

桜島ビジターセンターにいってみよう

『ビジターセンター』というと観光案内所のようなものかと思ってしまいますが、この桜島ビジターセンターは自然科学系の博物館です。桜島を紹介するムービーを見られるけっこう広い映写室と、規模はそれほど大きくありませんが展示室があります。どちらも見学は無料です。

展示室の入口には、桜島各所に設置された傾斜計・伸縮計・地震計などのリアルタイムデータを表示するディスプレイが並んでいます。まぁ僕がいったときはほぼ直線になっているものが多いですが、これが大きく揺れるときは…ここに居合わせたくないですね…

展示室

展示室その1・桜島・噴火と成長の歴史/桜島の噴出物。

火山そのものについての展示や、火山で生成される岩などの展示があります。

数度の大噴火の時に溶岩が流れた範囲を示す地図です。写真は大正の大噴火のときのもので、赤い部分が溶岩です。このとき、右側の溶岩によって桜島は大隅半島(垂水市あたり)と陸続きになりました。

火山噴出物が並んでいます。左が文明の大噴火(1471年)と安永の大噴火(1779年)の輝石安山岩、中央が大正の大噴火(1914年)の輝石安山岩、右が火山灰などです。

展示室その2、桜島・植物の移り変わり/錦江湾の住人たち。

桜島の生物や、火山の噴火の後に大地がどうなっていくかの展示があります。

噴火直後に不毛になった大地に木が生えてるようになるまでには50年、森林の状態になるまでには200年もかかるんですね。

展示室その3、桜島の紹介。

火山と共存する鹿児島の生活に関する展示があります。

火山が噴火しているとき、鹿児島の小学生はヘルメット着用で登校するんだそうです。黄色いゴミ袋のようなものは『克灰袋』といい、これに火山灰を集めて『降灰ステーション』に持っていく、というのが桜島噴火時の鹿児島市民の生活なのだそうです。
火山灰は重いので、克灰袋は一般的なゴミ袋よりはるかに丈夫に、10kgの重さに耐えられるように作られているそうです。

まとめとデータ

桜島の特殊な自然環境や生活について勉強になりました。桜島溶岩なぎさ公園とも近く、入場無料なので、初めて桜島を訪れる人は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

Webサイト桜島ビジターセンター公式サイト
地図GoogleMap
アクセス・桜島港フェリーターミナルより徒歩10分
・サクラジマアイランドビュー 桜島ビジターセンター 下車すぐ
開館時間09:00~17:00
休館日無休
入館料無料

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