松戸市立博物館

今日は、ふと気が向いて松戸市立博物館の見学に行きました。
場所は武蔵野線の新八柱駅です。


縄文の森.jpg
展示室に入ってすぐの【縄文の森】。
コナラ・イヌシテ・アラカシ・クルミ・カヤなどの温帯・暖帯の広葉樹で構成された数千年前のこのあたりの姿。
石器のサンプルも。
縄文の村ジオラマ.jpg
縄文時代のムラの模型。
よくみると竪穴式住居の屋根を修理している様子、丸太をくりぬいて舟を造っている様子、木の実をすりつぶして調理している?様子など細かく作り込まれています。
古墳時代墓.jpg
古墳時代の墓。
【河原塚1号墳】で発見された木棺の原寸復元模型。
50歳を超えると思われる身長172cmの男性と、3歳くらいの幼児が埋葬されていたそうです。
江戸時代港.jpg
江戸時代の港の様子。
江戸時代御鹿狩.jpg
江戸時代に行われた【御鹿狩(おししがり)】の様子をあらわすビデオ+模型。
旗本など武士2万人、獲物を追い込む勢子10万人が参加した大規模なイベントだったそうです。
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と、ここまでは自治体運営の博物館によくある『地元の歴史』系博物館なのですが…
僕がわざわざ行くからにはちょっとヘンな展示があるんですねー。
ここの展示の目玉は…
『団地』
です。
江戸時代の展示の奧に、実物大の『団地』の1~2階部分があります。
文章で書いても意味が判らないかもしれませんが(笑)
団地外観1.jpg
じゃーん(笑)
…この角度だとこれが展示室内だと信じない人がいるかな。
団地外観2.jpg
ではこれでどうだ!(笑)
この通り、公団の団地の建物がそのまま、展示室の中に作られています。
団地外観3.jpg
なぜかベランダから入って(笑)、玄関へ抜ける見学コース。
団地ダイニングキッチン.jpg
2DKの室内に、昭和30年代の家電製品や家具も当時の家庭と同じように配置。
最初はダイニングキッチン。1ドア式の冷蔵庫、ガスコンロ、
棚に所狭しと並べられた食器や鍋類…。
団地内部居間.jpg
居間。白黒テレビ、ラジオ、巨大なステレオセット、黒電話。
テレビでは当時のCM?を流しています。
ソファなんか置いたら狭いのに…。
団地内部寝室.jpg
寝室なのかな。ベビーベッド、ストーブ、掃除機…。
うわー。
僕が小さな子どもの頃の家の中ってこんな感じだったよ!
まぁ僕が住んでいた団地は3DKだったのでもう1部屋あるのですが、たしかに狭かったな…。
それに僕が憶えている電気製品はもう少し新しい型なんですが。
あ、でも『カラーテレビが初めて家に来た日』は憶えているな。それまでは小さな白黒テレビしかなかったんだ…。
団地浴室.jpg
浴室。
僕が子供の頃の家は樹脂製の湯船になっていましたが、広さはこんなものだったかな。
団地玄関.jpg
玄関。上の階もドアまではちゃんと作ってあるようでした。
団地階段下.jpg
玄関を出た後も、公団団地仕様の階段をおりると郵便受けがあって、玄関外にはダストシュートのゴミ溜めがあって、古いバイクが止めてあって、ついでに『団地内の案内板』まであって。
ああ、こういうすき間みたいなスペースで遊んでいたんだよな。
むやみに再現率が高いです。ひょっとして担当者も団地育ちかな。
懐かしくてこの『団地』にずいぶん長居してしまいました。
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ここから先はランダムに展示テーマが変わっていくような感じですが…。
虚無僧.jpg
なぜか『虚無僧』に関する展示室。
尺八についても解説。
炭素年代測定法.jpg
『炭素年代測定法』など、遺跡の調査に使われる様々な技術に関する解説展示。
三匹獅子舞.jpg
『三匹獅子舞』についての展示。
獅子の展示と、動画の上映があります。
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館外にも展示が。
縄文竪穴式住居群.jpg
竪穴式住居群。
このうち1つは中に入ってみることも出来ます。
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というわけで…
団地に郷愁をおぼえる人、
昭和30~40年代に子供時代を過ごした人にオススメです。
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【松戸市立博物館】
http://www.city.matsudo.chiba.jp/m_muse.html
千葉県松戸市千駄堀 671
開館時間:9:30~17:00(最終入館16:30)
休館日:月曜(月曜が祝日の場合は翌日に振り替え)、毎月第4金曜、年末年始
入場料:一般300円、高校生・大学生150円、小中学生100円(土曜は小中学生無料)
交通:新京成線八柱駅またはJR武蔵野線新八柱駅から徒歩約15分
見学所要時間:1時間半~(僕は2時間半いましたが・苦笑)

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