深川江戸資料館

両国から大江戸線で清澄白河へ。
第2目的地は
深川江戸資料館
です。


【資料館】という名前ですが、むしろ江戸の町並を再現したちょっとしたテーマパークと言った方が良いでしょう。
エントランスのちょっとした江戸文化の説明を見てからメイン展示室へ。
そこは(【江戸東京博物館】にはまったく及ばないものの)かなりの広さの空間に、江戸の町並を実物大で再現しています。
展示室全景
そしてこの深川江戸資料館の面白いところは、その町の中でかなり自由に過ごしていいこと。
もちろん、展示物を破損する恐れのある行為(飲食なども含む)はNGですが、
写真を撮ったり、
室内
家や店の中に上がり込んでみたり、
家具や小物に触ってみたり、
…といろいろやるのはOK。
しかも、面白いことに、
展示エリア内には解説が一切ありません!
自分で歩き回って、発見していくおもしろさがあります。
展示の作り込みもなかなかよく、
船着き場には水が張ってあるし、火の見櫓も中までちゃんと造ってあるし
屋根の上では猫が寝そべっていたり(しかもときどき動く)、
塀のカタツムリ
塀の上をカタツムリが這っていたり、
上がり込んであちこち覗かなければ絶対に気付かないような場所に猫がいたり、
天麩羅屋にはちゃんと天麩羅(模型ですが)がおかれてあり、
二八そばの屋台の棚の奧には蕎麦が入れてあり(これも首を突っ込まないと気付かない)、
ゴミ捨て場(江戸時代の共同のゴミ捨て場の展示)には割れた食器などが入れてあり、
…表から見えるところだけそれっぽくつくってあるのではなく、学術的に『意味がある』ところだけではなく、細かいところまでちゃんと手が入れてあります。
見学している内にときどき照明が変化して朝~昼~夜と雰囲気が変わって行き、ときどき雨や雷までも(さすがに本当に水がふってくるわけではありませんが)。
街並み
さらに!
これは偶然ですが、ちょうど浴衣姿の団体が見学に来ていたため、どこかの家に上がり込んで外を見ていると、本当にタイムスリップしたような気分。
~~
最初に書いた通り展示には一切説明書きの類がないので、
説明が欲しい場合には解説員を捜して質問をするか、または解説書を購入(500円)するしかありません。一般の博物館のように見学するなら、先に受け付けで解説書を購入してから展示室に入った方が良いかもしれませんが…
でも、
予備知識一切なしで江戸の町に迷い込むほうが面白い
のではないか、と思いました。
…かく言う僕は、帰りに解説書を購入しました。
ここに限らず展示品図録の類は記念品として買ってしまうのですが。
~~
【江東区深川江戸資料館】
http://www.kcf.or.jp/fukagawaedo-museum/index.html
東京都江東区白河1-3-28
清澄白河駅より徒歩3分
開館時間:9:30-17:00
休館日:第2・4月曜
入館料:大人300円

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