横浜みなと博物館

【帆船日本丸】見学の後、隣接する【横浜みなと博物館】を見学しました。
ここは以前【横浜マリタイムミュージアム】という名前だったのですが、開港150年である今年の4月に展示内容を一新して開館したものです。


マリタイムミュージアムだった頃に見学をしたことがあったのですが改装後は初めて。
横浜みなと博物館外観
建物はゆるくカーブを描き日本丸に向いた側はガラス張り、反対側は屋上がなだらかな斜面になっています。
1階はミュージアムショップとカフェ、常設展示は地下にあります。建物の高さを低くすることによって、日本丸がよく見えるように、逆に日本丸からも周囲の景色がよく見えるように、という配慮をしたのだそうです。
#展示室内は撮影禁止なので写真はありません
以前は船舶海洋一般についての博物館でしたが、改装後は展示内容を『横浜』に絞ったようです。
常設展示最初のエリアは【開港前後の横浜】。
黒船来港から横浜開港までの流れについての展示です。
開港前の横浜村の地図や開講後の横浜港の絵図、日本人の描いた鬼か天狗のようなペリーの似顔絵などが並んでいます。
部屋の中央にはペリー艦隊のジオラマ。小型の望遠鏡で『船上のペリーを捜せ!』というお遊びも。
次は【近代港の建設】。
明治時代後半からの横浜港の近代化・大規模化についての展示。
初代の大桟橋の模型、大型客船の模型、当時の写真など。
赤レンガ倉庫もこの頃にできたんですね。当時は1号倉庫と2号倉庫が同じ大きさだったとか…。
大桟橋を支えていたスクリューパイルの実物も展示されています。
続いて【関東大震災と復興】。
震災直後の無残に破壊された港湾施設の写真が展示されています。
停泊中だった船舶が横浜市民の救助活動を行ったエピソードも紹介。
その後わずか2年で復旧、日本客船の黄金時代を迎えた頃についても展示されています。
【戦争と接収】
戦時標準船の模型、占領時代の横浜の様子。
横浜各所に英語の地名がつけられていた、など。
【高度経済成長】
戦後の高度経済成長期、急激に増大する貿易に横浜港も多数の貨物船で賑わう様子、東京湾沿岸に臨海工業地帯建設のための埋め立て工事の様子、欧米航路の復活により賑わう横浜港の姿などが写真展示されています。
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さて、展示を一通り見たら、次は【再発見ゾーン】でゲームに挑戦w
まず【港の姿】。
大型のタッチスクリーンを使い、指定された港湾施設や船舶を探していくゲーム。
ルール説明デモは『いかりくんを探せ!』…『逃げちゃダメだ』の人ではありません。
船は簡単に見つかりますが、建物は意外に探すのが難しいものも。
続いて【操船シミュレーター】
ディスプレイ5面を使った大型の操船シミュレータ。
横浜港ぷかり桟橋と大桟橋の間を小型船で移動するという物。
マリタイムミュージアム時代にも同種の物がありましたが、画像が改善されてかなりリアルになりました。…操作も簡単になったのかな?
操船しながら天気や時間帯も変更できるなど楽しめます。
空いていて周囲に誰もいなかったのをいいことに、
ぷかり桟橋→大桟橋
大桟橋→ぷかり桟橋
の両方のコースをやってみました。
どちらも3分の制限時間に余裕を持ってゴール。
これはオススメです。
もう一つ、ゲームではありませんが、横浜各所をライブカメラで見られるモニターも案外面白いものでした。
タッチパネルの操作で、大桟橋やベイブリッジ、本牧埠頭などに自動的カメラを向けてズームまでしてくれます。
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この【横浜みなと博物館】は【帆船日本丸】と入場券が共通です。
博物館だけ、日本丸だけ、の券はないようです。
ただし博物館内の【ライブラリー】だけを利用する場合と、特別展示を見る場合には単独の入場料が設定されているようです。
【横浜みなと博物館/帆船日本丸】
http://www.nippon-maru.or.jp/info/index.html
JR桜木町駅から徒歩5分、みなとみらい線みなとみらい駅から徒歩5分
開館時間:10:00~17:00(16:30最終入場)
休館日:月曜(祝日の場合は振替)
入館料:大人(高校生以上)600円/小中学生300円

コメント

  1. MAX CARTER より:

    いらっしゃいませ。
    校外学習ということは学生さんですか?
    残念ながら僕は何ももらえませんでした。
    僕が行ったのはだいぶ前なので、最近になって記念品を渡すようになったのか、それともオッサンだったからなにもくれなかったのか(苦笑

  2. ZEUS より:

    こないだ校外学習でいったんですが、
    貸切状態で、船を2回ほどやって、
    クリアしたら絵葉書もらいましたw
    もらえましたか?

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