コスモアイル羽咋

コスモアイル羽咋について

コスモアイル羽咋は石川県羽咋市にある宇宙をテーマにした博物館です。
七尾線の普通電車で金沢から約1時間という、石川県外の人間にとっては非常に行きにくい場所にあるのですが、なぜかルナローバー(月面車)やボストーク大気圏突入カプセルの『本物』など、展示が非常に充実しているのが魅力です。

コスモアイル羽咋の建物はこんな感じ。周囲の景観から浮きまくるこのデザイン。右にあるロケットも本物らしいです。

この建物には、博物館の他、コスモシアター(プラネタリウム/映像上映)や図書館が入居しています。
プラネタリウムのチケットは博物館と同じカウンターで購入できます。

写真はマスコットキャラクター、宇宙人の『サンダーくん』ですが、博物館ではなく羽咋市のキャラクターだそうです。
羽咋では古文書に『空を飛ぶそうはちぼん(シンバルのような形状の仏具)』が頻繁に目撃されたという記述があり、これがUFOであるとして『UFOによる町おこし』を狙っているのだそうです。

まずはコスモシアター

コスモシアターでは20~30分程度の番組を1時間に1回上映しています。
僕が行った時は毎正時から上映開始だったのですが、現着したのが13時を少し過ぎた頃。
まぁ展示室を見ながら14時の回を待つかな、と思ったのですが…

受付『今日はお客さんがいなくて13時の回をやっていないので、先にシアターに行くなら今すぐ上映開始しますよ~。その方が時間を気にせず展示室を見られていいでしょう?』

というなんともありがたいご提案。
お言葉に甘えさせていただきました。

見た作品は『BACK TO THE MOON FOR GOOD』。
月面を探査する小型の無人月面車を開発する話でした。
完全貸し切り状態で鑑賞。けっこう面白かった…。

貴重な展示の数々

シアターを見たあとは展示室に突入。

旧ソ連のボストーク宇宙船の大気圏突入カプセルです。
これは模型ではなく、実際に大気圏突入を経験した本物。
…一見、某天空の城のロボットの頭に似ていますね。

ルナ/マーズローバー。月や火星の地上を走行するための車です。
これも展示用のレプリカではなく、実験用に作られたもの(つまり電源を繋げばちゃんと動く)を『100年レンタル』してきたものだそうです。

モルニアサテライト。旧ソ連の通信衛星。
これもバックアップ用の実物。

ボイジャー宇宙船に搭載された『宇宙人へ向けたメッセージ』のレコード。
その場には説明がなかったのですが、これも確か本物(地球上には1枚しか残っていない、ものすごく貴重な代物!)だと聞いた気が…。

アポロ宇宙船の船内服。アポロ17号船長が着用した実物だそうです。

マーキュリー宇宙船。『宇宙船に乗る』ではなく『宇宙船を着る』と称されるほどコクピットが狭かった奴ですね。
これは実物大モデルですが、材料を本物と同じものにしてあるとのこと。

ここで紹介したものの他にも『本物』『本物と同じ材料を使った実物大モデル』がいくつも展示されていて、宇宙船に興味がある人ならきっと楽しめると思います。

ネタ …いやいや、SF的な展示も

なぜこんな地方の小さな町に本物の宇宙船がたくさん?
…と思う一方で、こんな展示もあるのがコスモアイルの楽しいところ。
『目撃に基づいて作成した宇宙人』
なんだそうですが…
あれ…?
前に来たとき、この人こんなに解剖されてたっけ…?

館長室。
名誉館長は矢追純一氏です。滅多にここに来ることはないらしいですが(苦笑
そのためか、実際に仕事をする部屋というより、部屋自体が展示物のような扱いになっているような…。

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トイレの表示もこんなだったりします。

データとまとめ

サイトコスモアイル羽咋
アクセスJR七尾線 羽咋駅より徒歩10分
営業時間08:30~16:30(最終入場)
休業日毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)
入場料博物館400円、コスモシアター500円、両方だと800円

とにかく宇宙が好きなら行ってソンはありません。
石川県を旅行する計画があったら、ぜひ旅程に組み込むことをオススメします。

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