知覧武家屋敷 その1

特攻観音入口からバスで知覧(南九州市)中心街の中郡バス停へ移動します。鹿児島中央まで直通するバスよりは本数が多いですが、時間間隔が一定ではないので(最小10分、最大90分)時刻表要チェックです。2km程度で急傾斜はないので歩けなくもないかな。

ホタル館 富屋食堂

特攻隊員と交流のあった特攻の母・鳥濱トメの経営していた富谷食堂が外観復元されています。中は資料館に改造されています。展示物の撮影は禁止だったので中の写真はありませんが、いろいろと感じるところの多い展示でした。

武家屋敷

続いて、知覧観光の目玉の1つ、武家屋敷を見て行きます。

バス通りとほぼ並行して走る本馬場通りは通称武家屋敷通りと呼ばれ、約800mの範囲に7つの武家屋敷庭園と2つの知覧式二つ屋が公開されています。通りの両端で見学料を払う形式です。

武家屋敷通りの西側入口の目印となる大銀杏。本馬場通りができた頃からここに立っていた木です。

バス通りとはまったく雰囲気の違う道です。

西郷恵一郎邸

この生け垣、なんと茶の名産地である知覧らしくお茶の葉だそうです。

奥に枯滝石組みがあります。
あちこちに小型の石灯籠が配置されているのが印象的ですが、これは琉球に多い装飾だそうです。

平山克己邸

この写真の右奥にある大きな枯滝石組はそのはるか先に見える母ヶ岳と重なり、生け垣は尾根のように背景と一体化しています。

平山亮一邸

ここの庭園は石組みがなくシンプルで整然とした印象です。

知覧型二ツ家

二ツ家の近くの三叉路には、石敢当せっかんとうという魔除けの石碑があります。発祥は中国で、江戸時代に琉球を経由して鹿児島に伝わったものです。丁字路・三叉路によく設置されています。沖縄でもあちこちで見かけました。

二ツ家とは、居住スペースである『オモテ』と台所や囲炉裏のある『ナカエ』という二つの建物を連結したものです。他の地域では大きな雨樋で繋いでいるのが、知覧では小棟で繋いでいます。

蒸し熱いので二ツ家の近くの売店でかき氷を。
けっこう美味しかったんですが、値段いくらだっけ…?

佐多美舟邸

知覧庭園の中でも最も豪華とされる庭園です。巨岩の石組みは圧巻。
ときどき雨がぱらつく生憎の天気になってしまい、VRカメラのレンズに水滴がついてしまいました…。

コメント

タイトルとURLをコピーしました