知覧から鹿児島中央に戻り、次は徒歩で維新ふるさと館に向かいました。
維新ふるさと館は大久保利通生誕の地近くにある、明治維新前後に特化した歴史博物館です。幕末~明治に活躍した薩摩出身の偉人たち、特に西郷隆盛について重点的に展示されています。
途中、高見橋の近くにあった大久保利通像です。こういう歴史上の有名人の像って、首都圏より地方に旅行しているときの方が良く見かける気がするんですが…。
大久保利通像から維新ふるさと館前まで公園が続いています。いろいろと歴史関係の説明板などもあります。
維新ふるさと館に到着。
1階展示
西郷隆盛がいっぱい
エントランスには西郷隆盛の肖像画が並んでいました。
いろいろな描かれ方をしていますね…
これも西郷隆盛の肖像コーナーの続きのはずなんですが…
なにこのモアイ…?
こちらはリアルな西郷隆盛の像。見慣れた肖像に近い姿。
顔がシュワルツェネッガーと平泉成さんを足して2で割ったような感じ(?)
昇平丸
幕末の洋式軍艦・昇平丸。江戸時代、幕府は大名が大型船を建造することを禁じていましたが、薩摩藩が琉球王国の防衛を名目に建造を願い出て許され、安政元年(1854年)に竣工しました。洋式軍艦としては日本で2番目のものです。後に幕府に献上されて昌平丸(読みは同じですが字が違います)と名を改めました。明治時代になると開拓使の所属となり、北海道開拓史の輸送船として活躍しました。
※現地の解説では『日本初』となっています。
※起工順だと昇平丸が半年早いのですが、竣工順だと浦賀奉行所の鳳凰丸が半年早いです
この近くでは君が代の原曲が聴けます。
歌詞は現在とほぼ同じですがメロディが全然違ってびっくりです。
幕末の偉人達の生い立ちなどについての解説がある下加治屋町再現コーナー。
篤姫
NHK大河ドラマにもなったことで、西郷隆盛と並ぶ知名度を獲得した薩摩出身者・篤姫関係の展示もいろいろありました。
これは有名な江戸城大奥御鈴廊下。
将軍が大奥に入るときは鈴を鳴らして扉を開けさせたことから。
篤姫の間。右手に飾ってあるのは大河ドラマ撮影時に使われた衣装だそうです。
地下展示
地下展示室。地上階は歴史・人物に焦点を当てた展示だったのに対して、地下は幕末~明治に登場した新技術についての解説が多いです。この写真に写っている範囲には武器が多いな。
幕末科学講座と題された、展示に関連したクイズコーナー。
無味乾燥なPCディスプレイではなく装飾にも凝っています。クイズの内容も面白いです。
歴史の一場面を人形によって上演するミニシアター。こういうものが多数あり、楽しめます。片っ端から観ました…。
ホール
観るのを一番楽しみにしていたのはホールでの上演です。
西郷隆盛や大久保利通らの実物大ロボットが登場する維新への道と、
映像作品薩摩スチューデントの2作品を上映していました。
各20~25分、どちらも非常に面白い作品でした。オススメ。
(残念ながらホールは撮影禁止だったので映像はありません)
データ
2017秋よりリニューアル工事(休館はしないが一部展示が見学不能になる)、2018年1月にリニューアル完成予定だそうです。次に行ったら展示内容がまったく違っていたりするのかな。
Webサイト | 維新ふるさと館公式サイト |
Google Map | 維新ふるさと館 |
アクセス | JR鹿児島中央駅より徒歩10分 |
開館時間 | 09:00~17:00(最終入場16:30) |
休館日 | 年中無休 |
入館料 | 大人300円、小中学生150円 |
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