美ら海水族館を出て次に向かったのは海洋博記念公園中央広場近くの【海洋文化館】です。
ここには、アジア・南太平洋地域の『人間と海』の関わりを示す道具・船・生活用品などを展示する展示ホールと、創作民話上映・プラネタリウム上映を行うシアターがありました。
入館すると、受付でシアターですぐに創作民話上映が始まると教えて貰ったのでまずはそちらへ。
【ヨイサクアカネ】なるお話。
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…とある南の島。
人々が幸せに暮らす島だったが、大災害に襲われ人々は苦しい生活を余儀なくされる。
ある村の娘は、初めて会った少年に誘われて不思議な世界へと足を踏み入れる。
そこで彼女はしばらくの間、安息を得る。
少年は、その世界の果てにある大扉を決して明けてはいけないという。
それをあければもうこの世界にいることはできないと。
しかし島の様子が気になる少女はとうとうその大扉を開けてしまう。
少年は落胆するが、少女に1つだけ願いを叶えると告げる。
少女は島の人々の幸福を願い。扉をくぐる。
気付いた時、少女は島のはずれにいた。
村からは人々の歌声が聞こえていた。
しかし彼女は、いままで自分がいた不思議な世界や少年についての記憶を失っていた。
少女は自分のそばに、今まで見たことのない花が咲いているのに気付いた。なぜか彼女はその花にに懐かしいような感情を覚えた。
彼女はその花を『ヨイサクアカネ』と名付けた…。
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以上、うろ覚えなんですが…
…って、あれれ?
途中まではてっきり『ヒロインの自己犠牲』パターンの話かと思ったのですが。
島の人々に活気が戻り、ヒロインも村に生還してハッピーエンド?
結局『不思議な世界の少年』が1人で貧乏くじを引いてしまったわけ??
続いてプラネタリウム・春の星座の上映。
…まぁそちらは普通のプログラムなので特に書くことはないかなw
ただ1つ言えるのは。
空いてるよ!
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展示ホールの見所は、
南太平洋の島々のカヌーなどの実物大模型。
漁業用・交易用・儀礼用など様々な船が並んでいます。
…なぜか『家』の模型(?)も何点かあります。
ほとんど見学者もいない広大な空間に、
はるかな昔からかわらず使われている船、家、道具。
なんとも不思議な光景です。
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【海洋文化館】
開館時間:8:30-17:30(3月~9月は-19:00)
休館日:12月第1水曜とその翌日(海洋博記念公園全体の休園日)
入館料金:170円
アクセス方法は美ら海水族館と同じです。