次は血の池地獄と竜巻地獄です。鉄輪の5+1の地獄とは少し離れた場所にありますが、鉄輪バス停からバス1本で行くことができます。
血の池地獄
血の池地獄に到着。酸性緑礬泉で温度はちょっと低めの78度。
この入口は地獄門と名付けられています。
土産物店の中を通っていくのですが、いきなり鬼の首がお出迎え…。
目の前に広がる真っ赤な池。これは酸化鉄などを含んだ熱泥の色。さながら地獄の血の池のようです。1000年以上前の奈良時代に編纂された豊後国風土記にも『赤湯泉』の名で記された、日本最古の天然温泉です。国指定名勝にもなっています。
この赤い熱泥は皮膚病に効能があるとされ、現在も『血の池軟膏』として販売されています。
少し上ったところから血の池を見下ろすこともできます。
近くだと奥行き方向の広がりがよくわからないのですが、非常に大きな池なことが判ります。
またしても足湯です。またしても汚い足でスミマセン。
実はまだ6月頃に足首をひねったのが治りきっていないのですが、足湯に数分ずつつかっていたらその後は快調でした。
龍巻地獄
最後は龍巻地獄。血の池地獄からは歩いてすぐです。泉質は含食塩酸性泉、噴き出す水の温度は約105度です。国指定名勝。
竜巻地獄には他の地獄のような湯を湛えた池はありません。見所は、間欠泉という、一定周期で熱水を噴出するものです。龍巻地獄の間欠泉は間隔が約30分と比較的短いので『せっかく来たのにその日は見られない』ということがないのがいいところです。
間欠泉はこの写真のように石で覆われていて、湯が辺り一面にまき散らされないようになっています。少し離れたところに観覧席が設けられていて、観光客はそこから湯の噴出を観られるようになっています。もっと広々とした場所なら何mも吹き上がる湯の柱を遠巻きに観る、ということもできるんでしょうが…。
勢いよく湯が噴き出しました。地下に溜まっている熱水は150度にも達し、噴出する湯は囲いがなければ30mの高さまで吹き上げる勢いです。機械操作の噴水仕掛けではなく、自然現象で湯が噴き出しているのですが、湯が出始めたと思ったら10秒ほどでフルパワーになり、止まるときも突然ぴたりと止まる感じでした。原理も近くのパネルで解説されていますが、自分の目で観ていてさえも不思議な現象です。
動画
ここまでみてきた8つの地獄の動画をまとめましたのでお楽しみ下さい。
まとめとデータ
JRの駅からバスで20分程度(別府発のバスは10~15分に1本)とアクセス良好で、赤や青の湯・熱泥・間欠泉と様々な奇観を楽しめるのはオススメです。売店や飲食店も多く、共通券を買って半日~1日かけてのんびり回るのがいいと思います。
別府地獄組合共通
Webサイト | 別府地獄組合 |
アクセス | ・海地獄・白池地獄・鬼石坊主地獄・鬼山地獄・かまど地獄 JR別府駅またはJR亀川駅よりバス利用、『鉄輪』または『海地獄前』下車 ・血の池地獄・竜巻地獄 JR亀川駅よりバス利用、『血の池地獄前』下車 鉄輪~血の池地獄間のバスもあります(別府駅は通りません) |
入場券 | 共通券(7つの地獄に1回ずつ入れる、2日間有効) 大人2000円、小中学生1000円 |
営業時間 | 08:00~17:00 |
休業日 | 年中無休 |
血の池地獄
Webサイト | 別府地獄組合サイト内の血の池地獄紹介ページ 血の池地獄公式サイト |
Google Map | 血の池地獄 |
龍巻地獄
Webサイト | 別府地獄組合サイト内の龍巻地獄紹介ページ |
Google Map | 龍巻地獄 |
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