関西旅行最終日。
スルッとKANSAIパスはもう期限が切れてしまっていますが、京都市内のバスと地下鉄のフリーパスを買って見学していきます。
京都見学というと…
5年前、途中で体調を崩して酷い目にあったという苦い思い出が…。
今回は最後まで無事にいけますように…。
早速バスに乗って、まず清水寺へ。
赤門(仁王門)が見えてきました。
赤門の一部に、触ると耳がよくなる?という場所があったような気が…
赤門をくぐって階段を上って行くと、
左手には【鐘楼】。
江戸時代初期の建築で重要文化財。
普通は柱は四角形の頂点にあたる各位置に1本ずつ、合計4本しかないのですが、
清水寺のものは長辺の中央にも柱があり合計6本なのが特徴。
中に吊られている梵鐘は室町時代のもので、重さは2.3トンもあるそうです。
右手には【三重塔】。
こちらも江戸時代初期に再建されたもので重要文化財。
三重塔としては国内最大級の高さ31メートル。
そして正面には【随求堂(ずいぐどう)】が見えてきます。
随求堂って前に来た時に見た憶えがないのですが、『胎内巡り』ができるようです。
まだ受付開始前だったので、一回りしてから戻ってくることにして先へ。
これも江戸時代初期の建築で重要文化財の【経堂】。
平成12年に解体修理が行われたもの。
【朝倉堂】。
越前の守護大名である朝倉貞景が寄進したもの。
これも江戸時代初期に再建されたもの。
中には千手観音がおさめられているそうですが見られません…。
その次がいよいよ本堂。
本堂の手前には鉄の錫杖が置かれています。
弁慶が使っていた物、とされているそうですが…
重さは100kg近く。持ち上げることができると御利益があるとかないとか…。
いやホントに弁慶のものならそんな貴重品を観光客に触らせちゃだめだよね…。
そして本堂(舞台の上)。
舞台の上だと舞台の上だと、そこが舞台の上だとは判らないのであまり面白くない気が…
本堂を過ぎると、これまた有名な【地主(じしゅ)神社】。
もとは清水寺の一部だったのが、いまは一応独立した神社で、
でもやっぱり清水寺の一部と見てしまうような…。
ってあれ?
なんか、つい最近この光景みたような気がふっと…。
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地主神社は縁結び・恋愛関係の御利益でとくに有名なんですが…
幸福祈願所。
水かけ地蔵。
なんだかちょっとマンガっぽい造形の大国主命とウサギ。
なで大黒。
…ここまで全部、メインの御利益は縁結び。
ええ、ぜんぶ拝んできましたとも。
これまた有名な恋占いの石。
ここから出発して、離れた場所にあるもう一つの石のあるところまで目をつぶったまま歩いてたどり着ければ恋の願いがかなうというということで…
このときは混雑していたのでなかなか難しいような気が…
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地主神社からさらに先に進んで振り返ると、ようやく舞台全景が見えます。
この光景が清水寺見学のクライマックス、かな?
この先には音羽の滝があるわけですが、慌ててそこへ向かわずにちょっと脇道にそれて昇ったところには、
三重塔から本堂舞台までの主立った建物を一望できるポイントがあります。
音羽の滝の少し手前にある小さな福禄寿。ほぼみんな素通り…。
これは有名な音羽の滝。
3つある滝の、どれがなんの御利益だっけ…。
長蛇の列だったのでパス…。
一回りしてもまだ胎内巡りの開始前だったので、茶店でお汁粉を。
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9時、胎内巡り開始。
お堂の地下の通路を一周するだけなのですが、
通路内は照明がなく真っ暗。
手すりのように続いている大きな数珠を左手で辿りながら歩いていきます。
ときどき前の人とぶつかりそうになったり、壁にぶつかりそうになったりしながら進んでいくと…
途中一箇所だけ明るくなっている地点には、梵字が刻まれた石がおかれています。
そしてまた暗闇を通って外へ。
…まぁこれで悟りを開くというよりはアトラクションみたいな感覚なんですが。
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というわけで清水寺見学終了。