そばを食べ終わった後は、あらためて【懐古園】に突入。
小諸城は城下町よりも低い土地に建てられている、非常に珍しい【穴城】。
三の門へ至る道も市外地側から坂を下っていきます。
チケット販売機は【三の門】を入ってすぐのあたりにあります。
三の門はオリジナルが1615年に建てられ、一度洪水によって崩壊したのを1765年に再建したもの。
小諸城で江戸時代の建築が現存しているのはこの三の門と、いまは市外地の中にある大手門の2つ。
他に、離れた場所に黒門と本丸御殿の書院が移築されているそうです。
懐古園(小諸城趾)、動物園、藤村記念館、小山敬三美術館、徴古館、郷土博物館の全部が観られる共通券500円を購入。
どこかから聞こえてきた会話。
『ふじむらきねんかん…ってのがあるよー』『ほんとだー』
藤村=とうそん、ね。
チケット販売機の向井にある建物、【徴古館】。
先ほどの共通券で展示室見学。
※同じ建物内にある事務室で100名城スタンプげっと。
まぁお約束の史料展示です。
鎧兜だのなんだのの他、なぜか春日局の像が。
小諸城全体の復元ジオラマがなかなかの力作。
歩いているだけだと判りにくい小諸城の全体像が一目で把握できます。
一部屋だけなので、古文書を読み始めたりしない限りそれほど時間はかからないかな。
つづいて料金所のゲートを通って小諸城趾に突入。
動物園と城趾との分かれ道を城趾側へ。
すぐに二ノ門跡です。
小諸城二ノ門跡を本丸側から。右奥が二ノ門、正面の階段を上がると二の丸。
ここから本丸までほぼまっすぐの一本道。
二ノ丸~南の丸・北の丸~本丸が一直線に並んでいるという変わった配置。
二ノ門近く、石垣の中に牧水の詩が刻まれた石が…
『かたはらに 秋草の花 かたるらく
ほろびしものは なつかしきかな』
二ノ門から中仕切門を経て本丸へ続く道。
途中の道がくびれているあたりが中仕切門跡。
道の右手、番所跡。
『いかめしい銃や槍などが立てられていた検問所』
いまは弓道場になっている北丸跡。
北の丸の向かい、この石垣の上が南丸跡。
石垣のなか、写真ほぼ中央にある大きな石は鶯石と呼ばれているそうです。
祝い事があったときに鶯の鳴き声のような音を立てたという伝説が。
北丸・南丸の先にある稲荷神社。
小諸城には橋が多くあります。
全体を谷で囲まれ、さらに各エリアを谷が分断しています。
【参考】
http://www.city.komoro.nagano.jp/www/contents/1269562149578/index.html
懐古園公式サイトにある地図。濃い緑色の部分が谷です。
二ノ丸・北丸・南丸と本丸の間も谷で区切られ、この黒門橋を渡らないと本丸に入れません。