モラエス館

眉山山頂を散策。
眉山山頂広場には、ポルトガルの軍人・外交官で後に徳島で文筆家となったヴェンセスラウ・デ・モラエス氏の博物館【モラエス館】があります。


外をぐるっと回って行ってしまいましたが、実はロープウェイ駅から直接入る通路もあったようです…。
有料施設ですがロープウェイの復路チケットを見せると無料で見学できます。
モラエス館・モラエス肖像.jpg
モラエス氏の肖像画。
すごい髭…。
モラエス館・展示室.jpg
展示室。
リスボンに生まれ、
海軍士官、マカオ港務局副司令を経て外交官となり、日本のポルトガル領事館総領事へ就任。
優秀な人だったのでしょう。
領事として神戸に在住していた頃に芸者おヨネと出会いともに暮らすようになります。
ヨネが亡くなると職を辞してヨネの故郷である徳島に移住。ヨネの姪であるコハルと暮らすようになりますがコハルも間もなく死没…。プライベートではあまり幸福ではなかったのでしょうか。
著作がポルトガル語で書かれていたこともあって当初はあまり評価されず、
昭和に入って日本語翻訳されてようやく日があたるようになったそうです。
※…それでも僕は知りませんでした…最初モラエスじゃなくてモラレスだと思ってたくらいで…
モラエス館・モラエス家の入口.jpg
展示室内、モラエス家の玄関をイメージしています。
イメージ、というか一部パーツは旧モラエス宅から移設したものらしいのですが、
具体的にどことどこがそうなのかよく判りません。
入口の上にかかっているのはモラエス氏の姿を写したレリーフ、
右手の女性の写真はおヨネさんです。
モラエス館・モラエス家の居間.jpg
モラエス家の居間が復元されています。
和室なんだ!
机、座布団、火鉢、棚などの調度品は旧モラエス宅にあった本物のようです。
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パゴダ.jpg
次はモラエス館の近くにある【パゴダ】へ。
パゴダとは東南アジアにある仏塔のこと。
かつてビルマ戦線で散華した戦友を偲び恒久平和を願うシンボルとして徳島県ビルマ会により昭和三十三年に建立されたもの。
高さ25mの円錐形(ビルマ様式)。
内部には仏舎利が祀られています。
今回は外から見ただけですが、日曜・祝日には内部の見学も出来るようです。
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だんだん寒く・暗くなってきたので山を降りることに…。
眉山・ロープウェイ・山頂駅乗り場.jpg
山頂側のロープウェイ駅。
またしても人がいねぇ!

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