2日目。
宿を出て琴平に移動。
当初の予定より1日早く四国入りできたおかげで、金刀比羅宮全域を攻略できるはず。
琴平駅前。
なぜか蒸気機関車の動輪が飾ってあります
これは…金比羅大芝居の関係でしょうか…。
JR琴平駅からこんぴらさん(金刀比羅宮)まではちょっと距離が歩きます。
他に歩いている人もない道を進んでいきます。
途中、琴電の駅のすぐ近くにある【高燈籠】:。
正式名称は【金刀比羅宮北神苑】。
高さは27mもあり、木造の燈籠としては日本で一番高いそうです。
階段と入口が見えますが立入禁止でした。
高灯籠を過ぎて少し進むと商店街に入ります。
土産物店やうどん店(さすが香川!)が建ち並んでいますが、
まだ朝8時なのでどこも開店していません。
いよいよ参道へ突入…。
【一之坂鳥居】
このあたりはまだ商店街の途中のような雰囲気ですが、すでに階段を100段以上のぼっています。周囲の店には『杖を貸します』『荷物を預かります』等の看板が。…まぁほとんどどこも開店前だったのですが。
一之坂鳥居の左右には重要有形民俗文化財の【備前焼狛犬】が立っています。
この先はしばらく急な坂【一之坂】が続きます。
この鳥居のあたりから大門前まで乗れる駕籠もあるそうです。
僕が通ったときはいなかったのですが…。
一之坂の左手にあるこの木造の壁のような建築物は【灯明堂】。
安政5年の作で、これも重要有形民俗文化財。
灯明堂の中には釣灯籠が並んでいます。青銅製のようです。
夜にはちゃんと点灯して、参道を照らしているそうです。
288段目まで登ってきました。
これは第19代宮司の琴陵宥常の銅像。
帝国水難救済会を設立した人だそうです。
この像の向かいあたりには、海上救難のための器具が展示されています。
古そうなものばかりでしたが…。
石榑千亦歌碑。
船をくだき 人の命とる海にむかひ
をたけびし君が聲の大きさ
石榑千亦は明治中期に金刀比羅宮で解説していた明道学校で学んだ人物で、
海洋歌人と呼ばれているそうです。
金刀比羅宮は船の守り神とされているだけあって、イカリが飾ってあったり…
さらに上って351段目。
【金刀比羅本教総本部】。
もうすぐ大門です。
金刀比羅本教総本部の前にある【青銅大燈籠】。重要有形民俗文化財。
昨日丸亀で見たものと同じ形…かな?
大門に向かって左手にある【鼓楼】。宝永7年の建築。
鼓楼の横というか裏というか、あまり目立たない場所に立っているこの石碑は【清塚】。
鼓楼建設中に発見された塚を工夫たちが壊してしまったのですが、
『清少納言が琴平で亡くなった』という言い伝えがあることからその塚こそ清少納言の墓であると考えられ、石碑が建てられたのだそうです。
というわけで、【大門】に到着。
二艘入母家造の立派なもので、水戸光圀の兄である松平頼重の寄進によるものだそうです。
大門に掲げられている【琴平山】の額の文字は、
有栖川宮熾仁親王殿下の筆によるものだそうです。