大門をくぐったすぐ先に並ぶ傘は、飴売りの人たち。
特別に境内での商売を許された【五人百姓】とよばれる人たちです。
…あれ?3軒しかない…やっぱり時間が早すぎたんだろうか…。
試食用だといって甘露飴をくれました。
この鳥居の先はしばらく【桜馬場】と呼ばれる石畳が続きます。
まっすぐな道。
もう2,3時間あとになると参拝客で賑わうのですが、まだ人影はほとんどありません。
桜馬場の横には多数の石灯篭と桜の木。
…ということは4月頃にくると桜並木道になるのかな…。
桜馬場をぬけたあたりには【こんぴら狗の像】があります。
神社の境内には似つかわしくない、ユーモラスなマンガのような容姿です。
一般人の旅行が困難だった江戸時代には、飼い主を記した木札や初穂料を首から下げた犬が、旅人から旅人へと連れられ、主人に代わって金刀比羅宮までやってくることがあったそうです。そんな犬を『こんぴら狗』と呼んだそうで…のどかな時代だったんですね…。
なぜ象なんだかさっぱりわかりませんが…。
直径6mもある船の推進プロペラ。
やっぱり船の神様だから…でしょうね?
【御厩】。
神が乗る神馬が飼われています。
神馬(像ではなくホンモノの馬です)。白毛と黒毛の2頭がいました。
【桜馬場西詰銅鳥居】。
ここからまた上り再開になります。
『しあわせさん、こんぴらさん』
黄色は金刀比羅宮のシンボルカラーなんですね。
ここでちょうど500段目、【木馬舎】。
中にあるのは木馬です。
慶安3年に高松城主松平讃岐守賴重から献納されたものだそうです。
木馬舎のすぐ近く、【カフェレストラン神椿】。
神社の中にこんなカフェがあるってすごいな…。
この時点ではまだ開店していません。
【祓戸社】。
罪穢を祓い清める神々が祀られています。
もうすぐ600段。
【火雷社】。
鎮火・消防、疫病を防ぐ神様だそうです。
祓戸社前にある銅馬。
萬野汽船株式会社の創業者である萬野裕昭氏から献納されたものだそうです。
そして628段目、【旭社】。
ここまでで一番立派な建物ですが、これはまだゴールではありません。
行きは素通りして先に御本宮まで行き、帰りに参拝するものなのだそうです。
旭社のむかいにある廻廊。
廻廊というか休憩所になってますね…。
廻廊のすぐ先、【黄銅鳥居】。
この先の道は上り専用で、御本宮から旭社へ降りるのは別の経路があります。
【賢木門】。
かつては【逆木門】とも描いたのだそうです。
長曽我部元親が慌てて建築したために柱を逆さに取り付けてしまったことからその名がついたとされています。逆さだった柱は現在は宝物館で保管されているそうです。
650段を超えました。
ここは【遙拝所】。
ここから伊勢神宮を遙拝します。