黒部峡谷鉄道

黒部峡谷鉄道の始発便は7:32に宇奈月駅を出発。
トロッコ列車は最高で時速25kmほどというノンビリしたスピードしか出ないのですが、車体が小さいので意外にスピードがでているようにも見えます。
駅を出てまもなく、
トロッコ列車・山彦橋を渡るトロッコ列車.JPG
新やまびこ橋を渡ります。
この新やまびこ橋は沿線中で最長の166m、水面からの高さは40mもあります。
最初から迫力w


橋を渡るとすぐ短いトンネル。
それを抜けると、右手に
トロッコ列車・宇奈月ダム.jpg
宇奈月ダム。
事前に聞いた話では宇奈月温泉街から車で20分ほどということだったのですが、
電車から見る限りそんなに遠くないような気が…往復して戻ってきたら駅で調べてみようと思いつつ、ダム湖の脇を進んでいきます。
独特のグリーンの湖面に赤い橋が鮮やか。
植物性プランクトンなどで水自体が緑色なわけではなく、水底で反射した光が再び水面にもどってくるうちに長波長の成分が減衰してこのような色に見えるのだそうです。
トロッコ列車・新柳河原発電所.jpg
そうこうしているうちに最初の停車駅【柳橋】に到着。
…といっても、ここでは観光客は乗降できません。
湖畔に佇むヨーロッパの古城のようですが、これは新柳河原発電所の建物。
よく見ると柳橋駅付近から線路が分岐して建物の中まで伸びています。
トロッコ列車・サル専用吊り橋.jpg
柳橋駅を出発して数分の場所から見える【猿専用吊り橋】。
ダム湖ができたせいで猿たちが対岸に渡れなくなってしまったために作られました。
猿用なので手摺りがありません。
仏石.jpg
すぐ続いて【仏石】。
もともと仏像に形の似た天然の石で入山者が安全を祈願していたものだそうですが、
赤い布をかぶせてすっかり地蔵っぽくなっています。
…ここまで立て続けに『見所』が登場しましたが、
車内放送で『もうすぐ右手に○○が見えます』と案内してくれるので迷うことはありません。
ちなみに、欅平へ向かう列車では、見所は大半がむかって右側。
左側は壁になっていることが多いです。
トロッコ列車・人間用吊橋.jpg
仏石のもう少し先にある人間用の吊り橋。
ちゃんと手摺りがあります。

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