3日目の残り時間は、全国の水族館人気ベスト10に数えられる名古屋港水族館を見学することにしました。閉館まで90分、見所はひととおり回れるはず…。
北館
名古屋港水族館は北館と南館にわかれていて、出入り口も別でした。まず北館に入館。
北館はイルカやシャチなどクジラの仲間に絞った展示でした。
イルカショーの行われるメインプールもあるのですが、残念ながら入館した時点でショーはすべて終了。次に名古屋港エリアに来る機会があったら午前中から来てショーも見たいと思います。
ベルーガ(シロイルカ)。北極圏に生息しているので、このプールは水温が低く設定されています。
進化の海
イルカやクジラなどの海のほ乳類の発達を示すコーナーがありました。骨格標本が多数。
こちらはクジラの祖先の化石。四足歩行の動物です。
メインプール
イルカショーをやっているメインプールの下の部分は、水中からメインプールを見ることができるスペースになっていました。大きい!
南館
連絡通路を通って南館へ。ここには多種多様な魚たちが、工夫を凝らした形で展示されています。
実験水槽
単に魚を展示するだけではなく、目の前で面白い実験が行われている水槽がありました。
これは海の深さによって魚の色がどう変わって見えるかを実験する水槽。これは浅い位置での様子。地表とほぼ同じように見えます。赤い魚が鮮やかに見えます。
ある程度深くなると光が青緑色になり、赤系の魚はほとんど見えなくなります。
…中央の赤い魚がずっとじっとしていてくれたので判りやすい写真が撮れました(笑
こちらは水の流れに対応する魚を観察する水草。
水流が逆になると魚が一斉に向きを変えます。水が流れてくる側に頭を向けるんですね。
深海スロープ
深い海に潜っていくように、スロープを下っていくと深海に生きる生物が見られるというコーナー。
ビワアンコウ。写真はメスで、オスは一生メスの身体に寄生して生活する…という解説があったのでオスがどこにいるかと探してしまいましたが…
よくみたら小さく『この標本にはオスは寄生していません』と…
ダイオウグソクムシの裏側。背側より見るよりグロテスクな感じが…。
水深6500mの深海の様子を再現したジオラマがありました。チムニー周辺の生物の様子をジオラマ上に投映する判りやすい展示でした。これほど大型の深海ジオラマは他では観たことがありません。
いろいろな生物
他の水族館ではあまり見ない生物をいくつか。
逆さまの状態が基本のサカサクラゲ。
ブタバナガメという亀なのですが、名前の通り特徴的な鼻の形をしています。
生きた魚ではありませんが、透明化した魚の骨格標本が多数展示されていました。
ペンギンはどこへ行っても人気です…。
企画展示
『危険な生物』という特集展示をやっていました。
ワニガメ。身体全体が大きく、頭は特に大きくてがっしりとしていて、いかにも噛みつかれたら大変なことになりそうな容姿です。
ノコギリガザミという、ハサミが非常に強力なカニ。名古屋港で採集されたものそうです。
背びれや腹びれのトゲに毒があるミノカサゴ。独特の姿は好きなんですけどね…。
ガンガゼ。見ての通りウニの一種ですが、トゲに毒があり、刺されると非常に痛いらしいです…。
まとめとデータ
名古屋港水族館は延床面積が日本国内最大の水族館です。さすがに見応えがあります。今回は16時頃から閉館ギリギリの17:30まで水族館内にいたのですが、これではとても足りず、駆け足で『一応全部の水槽の前を通った』だけ、になってしまいました。各水槽をじっくり、イルカショーなどのイベントも見るとしたら倍の3時間以上確保しないと回りきれなさそうです。
Webサイト | 名古屋港水族館 |
アクセス | 地下鉄 名城線 名古屋港駅より徒歩5分 |
開館時間 | 通常:09:00~17:30 GW・夏休み:09:00~20:00 冬期:09:00~17:00 |
休館日 | 月曜 (GW・夏休み・年末年始・春休みは無休) |
入場料 | 2,030円 ポートビル展望台、海洋博物館、南極観測船ふじとの4館共通券あり |
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