【琉神マブヤー】は沖縄を舞台にした特撮ヒーローものです。
東京では昨年第1シーズンが地上波で放送され、番外シリーズは飛ばして現在第2シーズンが放映中。
で…
マブヤー＆ガナシーという二人のヒーローと、マジムン（沖縄の言葉で『魔物』・要するに敵）のハブデービル、オニヒトデービル、マングーチュ…というのがレギュラーキャラクターなんですが。
TVシリーズ第1シーズンと第2シーズンでキャストが全面交代。
映画でまたしても全面交代という、なんだかよくわからないことになっています。
どういうオトナの事情が絡んでいるのやら…。
まぁ、映画版は登場人物名も違うので、一度物語世界をリセットしたかったのかもしれないのですが…。
キャストはほぼ全員沖縄出身のようです。
マブヤーに山田親太朗、
ガナシーにDA PUMPのISSA、
ハブデービルにガレッジセールのゴリ、
ヒロインのアイリには沖縄でモデルとして活動している福本ジュディ幸子、
そして何を間違えたのか、女神に仲間由紀恵（笑
唯一の例外は、ゲスト出演の超神ネイガーことアキタ・ケン（ネーミングなんとかならんのか）。
演じる海老名保は秋田県の出身…って書かなくても判るよな、これ。
いかにも予算がなさそうな中で一生懸命作っている感じのTV第一シリーズのあとで映画版を見ると、『よくぞここまで出世したね…』と目頭が熱くなります（ウソ）。
正統派ヒーローのフォーマットを一応踏まえているのですが、ヒーローもマジムンもどこかノンビリとしていて、かえって次に何が起こるのか油断が出来ません（苦笑
2大ヒーロー同士の確執もなく（そういうのはセカセカした東京人の発想なのかも？）、
マジムンもどこまで本気で人間を排除しようとしているのかよくわからず、ほぼ暴力的なことにはならず…
映画のツクリも緩く、エキストラはホントに素人がロクに練習もせずに参加しているようで…
たとえば、
『祭会場を襲ったマジムンにより観客たちは魂を抜かれて全員気を失う』
という場面のはずなのに、
小さな子供が途中で『寝たふり』に飽きてしまったのかゴソゴソ動き出していたり…それを親と思われる近くの大人が倒れた芝居を続けたまま必死で押さえつけていたり（笑
というわけで、ヒーロー物に抵抗感がなければオススメです。
むしろ子供は連れて行かない方がいいかも。 1
