人気シリーズの最新作を見てきました。
実はこのシリーズ、第1作をちらっとみただけで第2作と第3作はまったくの未見なんですが。
まぁ、第1作であの人がああだったし、あまり予備知識があっても意味がないかな、と。
トム・クルーズ=イーサン・ハント=IMFという諜報組織のエージェント=主人公
これだけ知ってりゃ用足りるかなぁ、というわけで観に行って…
…実際、充分それでも楽しめました。
登場人物も大半が今作初登場で、第3作までと共通するのはほんの数名だけのようです。
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今回は『組織の支援を受けられず、イーサンのチームが孤立無援のまま任務遂行せざるを得なくなる』のが新しい、ということのようです。でもスパイものではシリーズ何作目かでよく出てくるシチュエーションですよね。007シリーズの『消されたライセンス』や『ダイ・アナザー・デイ』もそうですし、そもそもMIシリーズの第1作からして『敵と内通していると疑われたイーサンが独自に疑いを晴らす』というプロットだったような…。
チームメンバーの半分が今作初登場のようですが、『誰が敵で誰が味方か判らない』というサスペンス調の描き方にはなっていません。『失敗』はありますが、それを引っ張らない感じ。
謎解き要素もほとんどありません。
『何をどうすべきか』は最初から判っていて、主に問題になるのは『どうやって』の部分。
…その解決方法が毎度トンでもないのですが…。
予告編にもあったクレムリン宮殿爆破、ドバイ超高層ホテル外壁での宙吊り、砂嵐の中でのカーチェイスなどなどスピーディで派手なアクション満載。
一方で、『5秒後に消去される』といいながら故障で消えない再生装置(ハントが叩いて直した、というか壊した?)、裏方から現場エージェントに転身したばかりでいろいろ失敗しそうになるチームメンバーなどややコミカルな場面も多くあります。…前からこんな調子だったんですか?
まぁ細かいことをいえばいろいろツッコミどころはありますが、ぐいぐい話を進めるパワーがものすごいです。アクションとユーモアのバランスもよい感じ。
というわけで、アクション映画が好きなら観てソンはないかと。
【山本五十六】とは対照的に、深く考えずに楽しむ作品だと思います。
これも2時間超の長めの映画。
2本合計5時間座っていたらさすがにお尻が痛くなりました(笑