【悪の教典】みてきた

とある高校の人気英語教師が実はサイコパスのシリアルキラーで、自分の弱みをつかまれないために同僚教師+生徒の親+クラスの生徒全員を殺しまくるというとんでもない話。


最初のうちは邪魔になった相手一人一人を密かに、堂々と電車の中で首吊りさせる・半田ごてで拷問・火災で焼死させる・自殺に見せかけて屋上から突き落とす…など趣向を凝らして殺していくのだけど。
最後の『突き落とす』殺人の直後、屋上から立ち去ろうとしたところを別の女子に見られ、咄嗟に殺してしまったことから計画が破綻。口封じのため学園祭準備で夜まで校舎内に残った生徒全員をひたすら猟銃で撃ち殺していくという血しぶき満載の展開に。
原作未読で先が読めません。なんとなくメインっぽい女子は生き残るかな…という気はしたのですが、それすら裏切られるかも知れず。予告編で真っ先に殺されていたメガネの女子以外はだれがどういう順番で死ぬか判らないままけっこうドキドキで観ていました。
生徒たちのうち、生き残れる物はいるのか…?
これから観る人も最後までドキドキして下さい。
血しぶきがバトロワの頃よりリアルになっています。
が、連発しすぎて途中から感覚が麻痺して笑えてきます。
あーだめだ、自分もシリアルキラーの素質があるんかいな。
というわけで、血しぶきが嫌いでない人には面白い、かも…?
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ところで、主人公の殺人鬼・蓮見は『天才的な頭脳と鍛え抜かれた肉体』の持ち主とされているんですが。演じる伊藤英明ってあんまり利口そうに見えないんですよね。
そのせいで、前半の『完全犯罪』も行き当たりばったりの杜撰な物に見え、たまたま、あるいは周囲が愚かすぎて上手くいってしまったようにしか見えません。そして伊藤英明裸になりすぎ。何度全裸になってるんだコイツは。そのせいもあってか、サイコパスと言うよりナルシストの脳内筋肉男に思えてしまいます。
『エクセレーント!』の台詞もなんとなくバカっぽい。ハーバード大卒の設定なんですが。
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キャストネタ。
田原俊彦の娘がチョイ役で、ダルビッシュの弟がそこそこ出番の多い役で出ているそうです。
序盤の職員会議のシーンで蓮見に『頑張って下さい、期待しています』と声をかけている教師は、なにかカギになるキャラクターなのかと思いきやその後まったく出てきません。何だったのかと思ったら…なんと原作者だそうです。

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