旅行9日目は人生初のお伊勢参りです。
宿泊したのは松阪なのですが、そこから伊勢神宮最寄りの伊勢市駅までは近鉄の急行で15分ほどです。
伊勢神宮は外宮と内宮に別れていて、外宮は伊勢市駅から歩いて5分ほど、内宮は外宮前から路線バスで20分ほどです。内宮・外宮とも参拝料は設定されておらず(お賽銭は別w)、時間内ならば自由に参拝・見学できます。
外宮
早速、外宮の正殿を参拝
伊勢市駅から商店街の中を直進して5分、外宮前へ。
内宮方面のバス停もこのあたりにあります。
外宮の入口、火除橋。
呪いとしてこのような名前が付けられているだけではなく、実際にこの下の小川は防火のために作られたもので、外宮をぐるっと一周するようになっています。
まっすぐ正宮へ。
正式には豊受大神宮といい、衣食住の守護神である豊受大御神を祀っています。
※これ以上近づいての撮影は禁止
正宮の隣にある古殿地
伊勢神宮では20年に一度社殿を造り替えて神座を遷すのですが、そのことを式年遷宮といいます。前回の式年遷宮は2013年10月でした。
この古殿地は前に正宮があった場所です。当然、正宮と同じ広さがあります。
中央には心御柱を納める覆屋があります。
三ツ石
古殿地の近くにある小さな石積ですが、御装束神宝(正殿内外に納める武具など)や奉仕員を祓い清める式年遷宮の川原大祓が行われる重要な場所だそうです。
亀石
別宮の方へ向かう道に掛けられている一枚岩で作られた小さな橋なのですが、その岩が亀に似ているということでこの名で呼ばれています。柵が邪魔なのですがこちら側から見たときがいちばん亀っぽいような。
五丈殿・九丈殿
雨天時に儀式を行うための場所だそうです。
ここから別宮の方へ向かいます。
別宮
多賀宮
神の優しくおだやかで平和的な側面を和御魂、荒々しく勇猛で格別に顕著な神威をあらわす側面を荒御霊といい、同じ神でも別の神名で呼ばれたり、別に祀られることがあります。この多賀宮は豊受大御神の荒御魂を祀る、別宮のなかではもっとも大きな宮です。
土宮
この地の地主神である大土乃御祖神を祀っています。
多賀宮・風宮が南向きであるのに対して、土宮だけは東向きになっています。
風宮
風雨を司る級長津彦命、級長戸辺命を祀っています。風雨は農作物に重大な影響を与えるので、農耕民族にとっては重要な神です。
神馬のお参り
別宮から降りてきたところで、正宮のあたりが先ほどより賑やかになっています。
行ってみると、神馬がお参りしていました。
神馬のお参りは毎月1日・11日・21日の3日間だけ(曜日は無関係にこの日付)、
朝8時頃に行われるのだそうです。朝イチに来て良かった…
忌火屋殿と日別朝夕大御饌祭
忌火屋殿
『忌火』とは清浄な火を表し、神饌、つまり神に捧げるお供えものを調理する場所。うっすら煙が上がっているのは、いままさに調理しているところなのでしょう。
…と、観ていたら、近くにいた衛士(神社の警備員)さんが近づいてきました。もしかしたら覗いたり写真を撮ったりしたらまずかったのかな、と思ったら…
『あと10分くらいしたら、神職がお供え物を取りに来る儀式が観られますよ』
と教えてくれました。
というわけで待っていると、3人の神職が登場。
柵越しに神饌を受け取り箱に収める儀式は観られましたが、さすがに写真は無理でした…。
その後、神職によって神饌が運ばれていきます。
参拝者が入れない場所を通っていくので写真は後ろ姿の遠景だけです。
この神饌を運ぶ儀式を日別朝夕大御饌祭といい、その名の通り毎日朝と夕方に行われているのだそうです。
御厩
忌火屋殿のすぐ先には、御厩つまり神馬がいる建物があります。
先ほど正宮をお参りしていた神馬が、もう装具を外した状態で戻ってきていました。
馬の名は『笑智号』だそうです。
せんぐう館
せんぐう館
伊勢神宮に関する博物館です。
御装束神宝を作るための技術や、社殿造営のための技術に関する展示があります。正宮の実物大模型も観られます。非常に興味深い内容でした。
データ
伊勢神宮 外宮
Webサイト | 伊勢神宮 トップ 伊勢神宮 外宮 |
アクセス | 近鉄/JR伊勢市駅より徒歩5分 |
参拝時間 | 1~4月、9月:05:00~18:00 5~8月 :05:00~19:00 10~12月 :05:00~17:00 |
休業日 | なし |
参拝料 | なし |
せんぐう館
Webサイト | せんぐう館 |
開館時間 | 09:00~16:00 |
休館日 | 毎月第4火曜 |
入館料 | 300円 |
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