山寺3

仁王門を過ぎてもまだ急な階段が続き、
ようやく休憩所・売店があったと思ったらやたら高いポカリ缶しか売っていなくて(笑)
…僕は自前で水筒を持っているので笑っていられます


山寺階段02仁王門の先.jpg
その後は山内支院がいくつか並んでいます。
江戸時代には12を数えた支院ですが、いま残っているのは4つ。
山寺11山内支院・性相院.jpg
【性相(しょうそう)院】
阿弥陀如来を本尊とする院。
…普通の民家のように見えてしまいますが。
山寺階段03性相院の先.jpg
階段の上に見えているのが【金乗(こんじょう)院】。
延命地蔵菩薩を本尊とする院。
山寺11山内支院・中性院.jpg
【中性(ちゅうじょう)院】
阿弥陀如来を本尊とする院。
おみくじがこんなに出しゃばっているお寺も珍しいような。
もう一つ、華蔵院があるのですが、これはコースからちょっと外れたところにあります。
~~
山寺12奥の院.jpg
そして登りはじめて20分。
とうとうたどり着きました、参道のつきあたり、【奥の院】。
とにかくお参り。
でも、旅行会社のチラシに載ってる写真とぜんぜん景色が違うよ??
…実はまだまだ見ていない場所があるのでした。
奥の院から一度少し下り、ここまでの登りに比べるとごくゆるい上り下りしかない道を歩くと…。
山寺三重小塔.jpg
三重小塔。
この奇妙な形の岩の中にあります。
山寺11山内支院・華蔵院.jpg
【華蔵(けぞう)院】
これも山内支院の1つ。
観世音菩薩が本尊。
…これもちょっと古めの民家のように見えてしまいます…。
山寺大正天皇行啓行在所.jpg
【大正天皇東宮時山寺行啓行在所】
明治41年、当時は東宮であった大正天皇が山寺に行啓されたときのご休憩所を、当時のまま保存。
山寺奥の院より開山堂へ向かう道.jpg
そしてこのような片側が柵もなく崖になっている道を進んでいくと…
山寺13修行の岩場.jpg
【修行の岩場】
向かい側の岩崖に建物や穴?などがあるのが見えます。
これは修行のための岩場で、観光客の立入は禁止。
…って、登れるんですか、あれ?
危険な岩場を通ってお釈迦様の御許にいたる行場、ということですが、
かつては岩場から転落死した修行者も多かったとか。
(でも無事に修行を終えられないのは欲望を捨てられなかったからだ、などと言われてしまうんですよね…)
そして…
山寺14開山堂2アップ用.jpg
あったー!
【山寺】といって雑誌やポスターに紹介される風景!
左側の赤い小さな建物は【納経堂】、
右にあるのが【開山堂】です。
ホントにあんな崖っぷちに…。
そしてさらに開山堂の脇から細い道を上っていきます。
山寺階段04五大堂下.jpg
こんな岩の階段を上ると…
山寺14五大堂.jpg
崖の上に、空中に突き出すように立っている【五大堂】。
天下太平を祈る道場、ということですが、完全に観光客向けの展望台…。
山寺14五大堂内部.jpg
案外広々としています。
壁に無数の落書きがあったのが残念。
そんなことをして何が嬉しいんだか。
山寺五大堂より見下ろす.jpg
五大堂から見る麓の景色。
ほぼ正面方向、はるか下に山寺駅が見えます。
よくここまで登ってきたよなぁ…。
山寺この先修行場.jpg
五大堂からさらに奥へ進む道もあるのですが、
修行の場と言うことで観光客は立入禁止になっていました。
~~
気がつくと日が傾いてきました。
山の中にいるうちに暗くなったら危険そうです。
転ばない程度に急いで下山。
山寺地図.jpg
今回見学したコースはこんな感じ。
これから行く方は参考にどうぞ。
僕の足で山門から奥の院まで(ときどき休みながら登って)20分、
そこからは(かなりのんびりで)五大堂まで20分、
下りは開山堂付近から山門まで(多少急いで)15分ほどかかりました。
僕は歩くのがかなり速いので、普通の人はもう少しかかると思います。
~~
山寺駅ではほとんど待たずに山形行きの電車に乗車。
山形駅までもどり、『玉こんにゃく』と『どんどん焼き』のリーズナブルな食事をしてから宿へチェックイン。2日目終了。
~~
【山寺】
http://www4.dewa.or.jp/yamadera/index.htm
山形県山形市大字山寺4456-1
入山料:300円
見学所要時間:1時間~

タイトルとURLをコピーしました