いやー危なかった、行き損なうんじゃないかと思ってた…。
ゴビ砂漠で発見される恐竜の化石は、多数の骨がバラバラにならず生きていた時と同じようにつながった状態・化石そのものの変形が小さい、など状態がいい物が多いのだそうです。
通常この手の展覧会では本物の化石ではなくレプリカによる展示が多いのですが、今回は実物やホロタイプ(その種類の基本となる、学名毎に1体しかない貴重な標本)が何体も展示されているという、実は結構贅沢な展覧会だったりします。
禍々しささえ感じるヴェロキラプトルの特徴的なかぎ爪。けっこう大きいです。
植物食恐竜サウロロフス(右)とティラノサウルスに近い種類の肉食恐竜タルボサウルス(左奥)の全身骨格。
ヴェロキラプトル(右側で横倒しになっている)の前足にプロトケラトプスが噛みついています。格闘シーンがそのまま化石になったという珍しいもの。
プロトケラトプスの頭蓋骨の成長の様子。相似拡大ではなく、頭の後ろの鎧板の横幅が広がっていくのが判ります。
ガルディミムスという恐竜のホロタイプ標本。
ほぼ全身の骨格がそのままの形で発見された、ティラノサウルスの子供の化石。普通はバラバラになってしまうような部分までつながった状態で発見された、非常に状態のよい標本だそうです。
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【大恐竜展 ゴビ砂漠の驚異】
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2013/daikyoryu/