増山城2 | MAX CARTERの見聞

二の丸から石垣の上まで戻り、先ほど上ってきた道を降りずに直進すると一の丸に行けます。

一の丸は主要な曲輪の中では最も西側（城下町に近い側）にある南北に細長い曲輪です。城下町側（西側）の縁は急斜面になっています。高低差も大きいためか、柵が設置されています。

柵越しに見ると、眼下には増山湖（ダム湖）、遠くには砺波市街が見えます。

石垣まで戻り、石垣の下に降りて登城口に戻るのとは別の道を進むと、空堀を経由して安室あぢち屋敷に至ります。安室屋敷は二の丸の北側に位置する曲輪で、南北に細長い形をしています。上の復元CGはたぶん北側から見ていて、奥には二の丸の鐘楼が見えていますね。

現在は空堀から、この金属製の階段を上って安室屋敷に入るようになっています。右手の斜面の上は二の丸、鐘楼堂付近です。本来の安室屋敷の入口がどうなっているのかはよく判りませんでした。

現在階段があるのは復元CGの奥側ですが、現地にあった復元CGだと右手に門があるように見えますね。

曲輪の東側（階段を上って右手、復元CGだと左側の縁）には土塁跡がかなりはっきりと残っています。

安室屋敷から降り、空堀をさらに進むと馬洗池があります。ここは二の丸・鐘楼堂の東側で、鐘楼堂との高低差は16mもあります。湧水を利用した池で、馬洗池の名の通り『歴代の城主が馬の水をくんだ』のだそうですが、現在は草で覆われて水があるのかどうかも判りません…。

馬洗池からさらに進むと三の丸に至ります。

三の丸は安室屋敷の東側に空堀を経て隣接する、東西に長い長方形の曲輪です。ここが中枢部の東の端といえます。

現状は…ここまでの他の曲輪に較べて草ボウボウでどこがどうなっているのかまったく判別ができません…。復元CGでは南西角あたりに門が描かれていて、現在の道もそのあたりに接続していますが、門の構造が残っているのかどうかもよく判りません…。

…というわけで、これで中枢部の曲輪は一通り見ました。この先をさらに進むと同じ山の中にある亀山城の方まで行けるのですが、道の状態がいまいちのようなので（草ボウボウすぎて道の見分けがつきにくくなってます）今回の見学はここで終了です。

冠木門を出発してから冠木門に戻るまで90分でした。

埋蔵文化財センター

続100名城スタンプのある砺波市埋蔵文化財センターは増山陣屋から直線距離で3km以上、道程は4kmほど。歩くと1時間かかりますので、またタクシーのお世話になることに。

砺波市埋蔵文化財センターは砺波市立庄東小学校と同じ敷地内にあるようです。上の写真の中央左手の茶色い建物が埋蔵文化財センター、右手は小学校の体育館っぽいですね。

埋蔵文化財センターには展示室もあるのですが、今回はスタンプゲットと御城印の購入だけにしました。さらに

関連サイト	https://www.city.tonami.lg.jp/info/5726p/#gsc.tab=0 （砺波市サイト）
地図	https://maps.app.goo.gl/XUyfDF65a3arfjdr7 （増山陣屋）
アクセス	砺波駅南より加越能バス砺波総合運動公園線に乗車、　東開発ひがしかいほつ下車徒歩1時間で増山陣屋（時刻表）
続100名城スタンプ	砺波市埋蔵文化財センター
備考	見学随時（ただし照明設備はないので夜間は危険です）増山陣屋にトイレ、飲料自販機あり

関連サイト	https://www.city.tonami.lg.jp/section/1770p/#gsc.tab=0 （砺波市サイト）
地図
アクセス	砺波駅南より加越能バス砺波総合運動公園線に乗車、　北明太子堂きためたいしどう下車徒歩数分
開館時間	9:00～17:00
休館日	月曜、第3日曜、祝日、年末年始
入場料	無料
備考	続100名城スタンプ、増山城御城印あり